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09月09日-03号

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  1. 柳井市議会 2021-09-09
    09月09日-03号


    取得元: 柳井市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 3年 第3回定例会( 9月)─────────────────────────────────────────────令和3年 第 3 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第3日)                                  令和3年9月9日(木曜日)─────────────────────────────────────────────議事日程                              令和3年9月9日 午前10時00分開議    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問         岩田優美議員          1 スポーツ振興について           (1)柳井市は「スポーツのまち柳井」と長年いわれ過去には卓球・水泳・野球など全国にその名を轟かせてきました。             現在では、少子化や選択肢の増加、指導者不足など、全国的なレベルでの育成が難しくなっているのではと懸念されます。その中で育成に成功しているのがバドミントンではないでしょうか。             全国的に強くなったことで県外より交流試合として来柳する学校も増えています。経済効果を見込めるバドミントンを市民レベルで盛り上げていく必要があるかと思いますが、今後についてどのように考えているのかをお尋ねいたします。          2 公共図書館の経営について           (1)文部科学省が2014年に提示した「図書館実践事例集~人・まち・社会を育む情報拠点を目指して~」では機能強化に向けた参考にと「連携」「様々な利用者へのサービス」「課題解決への支援」「まちづくり」「建築・空間」「電子図書館」などをまとめています。コロナによって対面するコミュニケーションの大切さなどもわかってきました。ハード面、ソフト面の課題についてお尋ねいたします。         篠脇丈毅議員          井原市長の市政運営について          1 まちづくり条例の進捗を問う           (1)第二次柳井市総合計画のタイトル「市民の力で支えあい、一人ひとりが主役の笑顔あふれるまち柳井」をどう実現されようとしているのか。          2 立地適正化計画による再整備を、新たな町づくりの好機ととらえ、中心市街地に「夢プラン」を考えられませんか。           (1)柳井は商人の町としての歴史と町衆文化のプライドに支えられて発展して来た。今こそ、まちづくり条例の考え方と相俟って市民の手による「活力再生、賑わい創出のプラン」を手掛ける時にあると考えますが。          3 集中豪雨と防災対策について           (1)気象現象と防災対策のズレを市民にどう理解してもらうか。           (2)平郡西地区の浸水被害の教訓に学び、備えをすべき。          4 交通弱者対策について           (1)平郡島民の船賃補助の検討結果を問う。           (2)大畠地区のデマンド・タクシーがスタートして10ヶ月、その利用実績と課題を問う。           (3)高齢者福祉タクシーの対象者を住民税非課税世帯に限定せず、柳井駅から遠距離に住まいする高齢者に拡げられませんか。           (4)バスを唯一の交通手段とする市民のために、乗客の多い、市街地中心部のバス停に屋根付きのベンチは設置できませんか。         石丸東海議員          1 柳井商業高校跡地利活用について           (1)市民会議の意見を踏まえて最終的な利活用案を示すようだが、市民の意見が集約されたとみなすのか。市民会議の責任が重すぎるのではないか。           (2)施設整備後の維持管理費が後世へのお荷物にならないか。          2 ウェルネスパークの管理について           (1)指定管理者の管理の範囲が広すぎるのではないか。もっと維持管理業務に創意工夫が必要ではないか。          3 土砂災害対策について           (1)土砂災害ハザードマップによる危険箇所のチェック及び対応並びに市民への周知はどのように行われているか。           (2)開発等(切土、盛り土)による土砂災害へのチェックは行われているか。         坂ノ井徳議員          1 県道柳井玖珂線について           (1)本線は整備され高規格化となっていれば、柳井市にとって有益であると思うがどの様にお考えか。          2 図書館建設について           (1)市民の会は平成31年2月に何故反対請願を出されたか。そして、同6月に議会はその請願を何故採択したと思われるか。           (2)合併特例債は有利であるが柳井市にとって図書館建設がおそらく当面最後の大きな事業となると思うがこれで良いのか。古い建物はまだまだあるが。           (3)今までの説明会のあり方について、どの様に思われるか。          3 コロナ対策について           (1)コロナ禍の中で市民会議等の説明会はどの様に思われたか。           (2)今後のコロナ収束対策は。──────────────────────────────出席議員(17名)2番 平岡実千男          3番 田中 晴美4番 川﨑 孝昭          5番 秋良 克温6番 三島 好雄          7番 坂ノ井 徳8番 岩田 優美          9番 早原 秀文10番 賀原 基和          11番 藤沢 宏司12番 篠脇 丈毅          13番 平井 保彦14番 岸井 靜治          15番 中川 隆志16番 石丸 東海          17番 君国 泰照18番 山本 達也                  ──────────────────────────────欠席議員(1名)1番 久冨  海                  ──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 宮本 忠明          次長 井原 郁江補佐 西本 佳孝                  ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長            井原健太郎      副市長           石川  浩教育長           西元 良治      総合政策部長        宮本 太郎総務部長          河原 憲治      建設部長          重村 仁志経済部長          徳武 伸幸      健康福祉部長        日浦 隆雄教育部長          三浦 正明      危機管理課長        國田 雅之──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎事務局長(宮本忠明) 御起立願います。互礼。御着席願います。 ○議長(山本達也)  これより、本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(山本達也)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、田中議員、岩田議員の両名を指名いたします。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(山本達也)  日程第2、昨日に続いて、一般質問を行います。 最初の質問者、岩田議員。〔岩田優美登壇〕 ◆議員(岩田優美) 皆さん、こんにちは、というか、おはようございます、ですかね。 政友クラブと連合会派を組んでいます、あゆみの会の岩田優美です。よろしくお願いいたします。 新型コロナウイルス感染症により、1年延期となった東京オリンピックとパラリンピックも、無観客で開催され、閉会しました。 前回のリオでのオリンピックでは、柳井学園高等学校の卒業生である太田忍選手が、レスリングで銀メダルを獲得しました。その後、開催された、白壁通りからアクティブやないまでのパレードには、たくさんの市民がお祝いに駆けつけましたが、私が印象に残っているのは、太田選手に駆け寄る、子どもたちの生き生きとした笑顔です。 私の記憶の中にある初めて見たパレードは、小学生のときに甲子園で準優勝をした、柳井高等学校の野球部でした。こうしたパレードをすることは、市民への周知とスポーツ振興にもつながってきたのかなと思います。 1つ目の質問は、スポーツ振興についてです。 柳井市は、「スポーツのまち柳井」と長年言われ、過去には卓球、水泳、野球など、全国にその名をとどろかせてきました。 現在では、少子化や選択肢の増加、指導者不足など、全国的なレベルでの育成が難しくなっているのではと懸念されます。 その中で育成に成功しているのが、バドミントンではないでしょうか。柳井商工高等学校女子バドミントン部は、春の選抜大会に続き、夏のインターハイでも優勝し、連覇を遂げています。 先日、柳井商工高等学校の校長室に飾ってある優勝旗や優勝カップを見る機会がありました。過去の優勝校に書いてある選手の名前を見ると、私でも知っているバドミントン選手の名前があります。ずらっと並んだ優勝旗などを見て、気分が高揚し、わくわくしました。これを学校関係者だけしか見ることができないのは、残念でなりません。終わりが見えないコロナ禍で、楽しみにしているイベントが延期や中止となり、感染リスクで不安な生活を強いられている市民、特に子どもたちに、是非見る機会をつくってほしいと思います。 先日、賛同企業によるお祝いのチラシが、新聞折り込みに入りました。このチラシで知った方も多いのではないかと思います。これですね。 関係者にお尋ねしたところ、チャレンジャーであったときは、交流試合に県外へ出かけていたのが、全国的に強くなったことで、県外より交流試合として来柳する学校も増え、市内のホテルに泊まり、市内の業者にお弁当を注文していると聞きました。これから、経済効果を見込めるバドミントンを、市民レベルで盛り上げていく必要があるかと思いますが、どのように考えているのかをお尋ねいたします。 2つ目の質問は、公立図書館の経営についてです。 文部科学省が2014年に提示した「図書館実践事例集~人・まち・社会を育む情報拠点を目指して~」では、機能強化に向けた参考にと、「連携」「様々な利用者へのサービス」「課題解決への支援」「まちづくり」「建築・空間」「電子図書館」「その他」の7項目でまとめています。 「連携」の中には、広島県立図書館が「サンフレッチェ広島との連携による資料展示及び県内図書館巡回展示」を。「様々な利用者へのサービス」の中には、萩市立図書館が「多様な図書館サービス展開中~市民を巻き込んだ図書館運営~」。「課題解決への支援」の中では、会派で視察をした長野県塩尻市立図書館が「信州しおじり 本の寺子屋~読書からの 地域づくり 人づくり~」。「まちづくり」の中では、会派視察をした長野県小布施町立図書館が「まちじゅうを図書館に~本をとおりして交流を楽しむ~」。「建築・空間づくり」の中では、富山市立こども図書館が「読書の楽しさをこども図書館から~富山市の子育て支援の拠点施設として~」。「電子図書館」の中では、群馬県明和町立図書館が「電子書籍閲覧サービスで子供達に読書のキッカケを」などが様々に紹介されています。 柳井市立図書館の特徴、機能強化してきたところがあれば、教えてください。 さらに、以前、特別委員会で質問したときに、複合図書館建設後には館長を公募することを考えているとのことでしたが、図書館での館長の役割は大きいと思います。なぜ、今、公募しないのかをお尋ねいたします。 新型コロナウイルス感染症によって、リモートでは補えない、対面するコミュニケーションの大切さなども分かってきました。ハード面、ソフト面の課題について、お尋ねいたします。 答弁の後、再質問をさせていただきます。〔岩田優美降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、岩田優美議員の御質問に、お答えをいたします。 まず、大きな1点目、スポーツ振興についてのお尋ねでございます。 本市におきましては、柳井市体育協会や競技団体などのスポーツ団体を中心に、学校とも連携をし、人材育成や競技力の向上に努めております。 そうした中、議員御指摘のとおり、近年のバドミントンの活躍には、目をみはるものがございます。今年度、柳井商工高等学校バドミントン部女子は、春の全国高校選抜大会優勝に続き、先月、全国高等学校総合体育大会インターハイにおいても、学校対抗で全国制覇するとともに、ダブルスでも優勝を勝ち取っておられます。また、柳井中学校バドミントン部女子も、全国中学校大会のシングルスで優勝をしております。 本市では、昭和56年頃から、日積地区及び伊保庄地区にバドミントンクラブが発足したのが始まりで、後に、日積バドミントンスポーツ少年団や、平成17年度に日積中学校が柳井中学校に統合されたと同時に、柳井中学校バドミントン部が創部をされております。 一方、柳井商工高等学校バドミントン部は、柳井工業高等学校の時代からの長い歴史があり、特に近年は、柳井中学校から柳井商工高等学校に移られました竹光監督の熱心なご指導により、この度の輝かしい結果につながったものでございます。 この快挙は、市内の小学生から高校生までの交流の中で、選手の指導・育成に取り組んでこられました柳井市バドミントン協会を始め、学校や関係者の御尽力、さらには、御家族の御支援のたまものであり、心から敬意を表する次第でございます。 両校の全国制覇は、このコロナ禍の中において、本市にとりまして大きな明るい出来事であり、市の教育委員会では、いち早く、柳井商工高等学校団体・個人それぞれ1枚、柳井中学校個人1枚、これは前例のないことでございますが、合計3枚の横断幕を作成し、市民の皆様に、庁舎に掲示することによって、御披露させていただいているところでございます。 今後は、来月、広報やない10月号におきまして、バドミントンについて特集をすることで、この度の快挙を市民の皆様に、広く、お知らせするとともに、機会がございましたら、栄光の軌跡を記すようなものをバタフライアリーナなどの場で披露をさせていただき、市民の皆様と優勝の喜びを分かち合ってまいりたいというふうに考えております。 また、岩田議員の御指摘のとおり、市内の学校が全国大会で今回のように優勝をしたり、継続的に活躍をすることで、交流による本市の活性化にもつながってまいります。本市スポーツ競技のさらなるレベルアップと併せて、そうしたスポーツ交流を促進していくためにも、施設及び設備の充実の必要性についても強く認識をしておりますので、現在、バタフライアリーナの耐震化や空調設備の整備などを計画しているところでもございます。 いずれにいたしましても、バドミントンをはじめとしたスポーツに取り組む市民を、ハード面においても、応援してまいりたいというふうに考えております。この度の両校の快挙をまた一つ契機に、「スポーツのまち」として、大きな一歩を、これから歩んでまいりたいという思いでございます。 大きな2つ目の御質問、公共図書館の経営につきましては、関係参与によりまして答弁をさせていただければと思います。〔市長降壇〕 ○議長(山本達也)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) それでは、私のほうから、2点目の、公共図書館の経営について、お答えさせていただきます。 公立図書館の定義や役割につきましては、図書館法第2条で、必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設と規定されております。 また、平成6年のユネスコ公共図書館宣言では、公共図書館は地域の情報センターであるとされております。 そうした中で、文部科学省が示す「図書館の設置及び運営上の望ましい基準」では、民間の関係団体と協力し、多様な学習機会の提供に努めるとともに、その活動環境の整備にも努めるものとするということや、図書館におけるボランティア活動が、住民等が学習の成果を活用する場であるとともに、図書館サービスの充実にも資するものであることから、読み聞かせや代読サービス等の多様なボランティア活動等の機会を提供するよう努めるように示されております。 こうしたことを踏まえますと、公立図書館は、市民に多種多様な資料を提供する情報センターとして、また、生涯学習を促進する施設であるとともに、学んだことを生かし表現する場として位置付けることが課題となります。 岩田議員の質問にありますように、文部科学省では、平成26年3月に、図書館が一層の機能強化に向けてアクションを起こす参考にするために、全国各地の図書館が取り組まれている様々な特徴的な取組を事例集として取りまとめ、広く紹介されております。 その中で、まず、御質問にあります、ハード面、ソフト面の課題でございますが、「連携」につきましては、学校図書館や各地区公民館、ボランティア団体や利用者の皆さんと連携し、いろいろな御意見を賜りながら図書館運営をするための体制づくりが課題であると考えております。 「利用者へのサービス」、「課題解決への支援」、「まちづくり」につきましては、子育て世代の方から小中高生、働く世代、高齢者の方までが安心して利用できる環境整備や利用者のニーズに合ったサービスの提供が課題であると感じております。 「建築・空間」につきましては、まさにハード面というところでございますが、子育て世代の方や高齢者の方が安心して利用できる駐車場の整備や閲覧場所の提供、多くの学生が利用できる学習室の整備、読み聞かせ等の多様なボランティア活動の機会や場所の整備が課題となってまいります。 「電子図書館」につきましては、障がい者や高齢者へのサービス向上や、GIGAスクールへの支援等が可能となる一方、コンテンツ内容の不十分さと資料の少なさ、ライセンスの制限、紙媒体よりも割高、年間の利用料の発生など、まだまだ多くのデメリットもあることが課題です。 そうした中で、情報センターとして、また、生涯学習を促進する施設であるとともに、学んだことを生かし表現する場として、この大きな役割を果たしていくためには、市民の皆様と連携して図書館運営を進めていくことが重要だと認識しておりますので、そういった場を持つべく、図書館協議会を年度内に設置してまいりたいと考えております。 もう一つの御質問であります、柳井市立図書館の特徴や、機能強化してきたことはについてですが、定期的に行っております、乳幼児から小学生向きの「おはなしの会」が毎回好評で、参加者も増えてきており、特徴的なものと考えております。 機能強化をしてきたものとしましては、昨年度から、所蔵している資料等のデジタルアーカイブ化を進めており、現在、国木田独歩の資料をアーカイブ化しているところですが、今後も、デジタルコンテンツを増やしていく予定です。 また、館長につきましては、職員以外の経験豊かな人材を公募することも、現在、先進の自治体の状況等を情報収集しながら、調査・研究を行っているところであります。 今後も引き続き、赤ちゃんからお年寄りまでが、誰もが親しみやすく、気軽に利用しやすい施設となるような図書館づくりを目指した取組を行ってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(山本達也)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) では、先に、1番の1つ目の質問のほうから質問させていただきます。 6月補正予算で可決されましたバタフライアリーナの大規模改修調査は、耐震化・長寿命化と避難所として整備するためとありましたが、この改修により、公式試合が開催できるようになるのでしょうか。 ○議長(山本達也)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 現在、耐震補強、長寿命化に向けた調査、それに併せて、どのような設備が整備できるかという調査を行っている最中であります。 その中で、空調の設置ということも検討しておりまして、この空調設置の空調機器については、現時点での案ということになりますが、輻射式空調というのを検討しております。 この輻射式空調というのは、一般のエアコンというのが冷たい風とか温かい風を送り込んで部屋を温かくしたり冷たくしたりというものなのですが、この輻射式というのは、温度が高いところから低いところに移動──熱が、高いところから低いところに移動するという原理を利用して、空気を温めたり冷やしたりするというものなので、基本的に、風が起こらない空調方式となっております。 そうしたことを考えますと、一般の、風が出る空調では、バドミントンのシャトルとか卓球のピンポン球とかというのは風の影響を受けて揺れたり流れたりというのがあるのですが、この空調方式だと、そういうものがないので、公式戦等にも全く影響が出ないような空調方式だというふうに思っております。以上です。 ○議長(山本達也)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) 私も、エアコンはちょっと調べてみまして、やはり、今、言われた輻射式冷暖房とか除湿型放射冷暖房とかですね。やはり、地下水を使って、パイプに通してというので、電気代も4分の1ぐらいというのと、あと、1年通して23℃から27℃程度で冬も暖かいというのと、湿度を抑えられるというのと、あとは、イニシャルコストが5年から7年で終わるというふうになっているので、とても経済的にも──まあ、最初につくったときは結構かかるようですけれど、でも、まあ、そういった意味では、柳井はやはり卓球も大会をしたりしておりますので、そういったことができるというのは、今、いいことなのかなと思います。 是非ですね、空調を。やはり、風が出る空調というのは、いろいろなスポーツが限定されてきますので、是非、こういったことを、検討されているということなので安心いたしました。是非、お願いいたします。 それでは、次に、「スポーツ柳井」の足跡を広く市民に知ってもらうために、常設展示を是非してほしいというふうに思っています。 それが、柳井は、いろいろ昔から「これで優勝した」、「これが、どうだった」って、いろいろな話を聞くのですが、それを見るところがありません。こういったものを集めて展示する場所というのを、今まで考えたことはなかったのでしょうか。 ○議長(山本達也)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 今すぐ展示する場所として適当なところと思いつくのが、バタフライアリーナのロビーにある展示コーナーを今思いつくわけですが、そこへの展示等々は可能であろうかというふうに思っています。 基本的には、これは、御厚意の上に貸していただけるということが前提になろうかと思いますが、もし、お借りできるようなことがあれば、例えば期間が限定的なものであれば、そのお借りできる期間が限定的なものであれば、市役所のロビーというのも考えられるのではないかというふうに思っております。
    ○議長(山本達也)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) まあ、なかなか、ロビーとかいうのはですね、やはり鍵がかかってないところで自由にあんまり出入りするというのは、お預かりするって考えたときに、もしも、ということがありますので、やはり鍵がかかるようなですね、きちんとした、やはり、そういうところを考えていただけたらと思います。 バタフライアリーナは、行かれる方が限定しますので、もっと、そういったところも──ないですよね、柳井には。だから、そういったことも考えて、これから施設をしていくときには、是非、そういったことも考えていただきたい。複合図書館がどうなるというのはあれですが、そういった施設を造るときには、そういった常設展示ができるようなとかですね、そういったのも是非考えて、「スポーツのまち柳井」ですので、文化でありますので、そういったところも考えていただけたらと思います。 市長に、ちょっとお伺いするのですけれど、柳商跡地の整備のときに、柳井商工に今移動している、柳井商工高等学校に移動している卓球部の石碑とか、栄光の石碑がいろいろあるのですが、そういったものを、整備の後に戻すということは考えられているのでしょうか。是非戻してほしいと思います。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 議員、ただいま御指摘いただきましたとおり、かなりの記念碑等々が柳井商業高等学校の跡地から、現在の柳井商工高等学校に一部保存されているものもあれば、そのまた一部というか、多くは移設されている。もう、仮ではなくて完全に、新たに、柳井商工高等学校のほうに設置、完全な形で設置されているというものもあるというふうにお伺いをしております。 したがいまして、その辺りをどうしていくかといったところは、やはり学校側の、やはり思いというのが、最も優先されるべきであろうというふうに思いますが、ただ、振り返ってみますと、この柳井商業高等学校の跡地の整備について進めていくという、これまでの過程において、多くの、柳井商業高等学校、正に岩田議員さんも含めて、卒業された議員の方々から何らかの、やはり足跡というか、そうしたものは整備後にも新たに検討してほしいということは、複数の議員の方々からお伺いをしているという経緯もありますので、その辺り、議員ということは市民の声を代弁しておられるわけでありますから、卒業生の方々の思いが何らかの形で、新たな整備において、そこに形として残すことができるように、そこは、声を頂いてきているということを重く受け止めて、今後、検討していきたいというふうに思います。 ○議長(山本達也)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) やはり私たち卒業生はですね、母校がなくなったというさみしい思いを皆さん持っておりますので、やはり、訪ねていったときに思い出がちょっとよみがえるようなものを、名前、「翠が丘」という名前はそのまま残していただけるようですが、そういったものも、是非お願いしておきたいと思います。 先ほど、エアコンなのですけれど、やはり今改修をしている市が、体育館の改修しているところ、かなり、あるようです。もう済んだところとか、これからとかというところも、やはり、こういった、風が──無風のものとかというのをして、全国的な大会とか公式、プロを呼んだりとか、そういったことをしていますので、是非、これは実現していただけたらと思います。 では、次にですね、図書館のほうの質問させていただきます。 先ほど図書館長のお話が、ちょっと、質問させていただいた答弁があったのですが、今の部長のお話を聞きますと、特徴が結局ないのかなというのをちょっと思いました。やはり、ないのかなと。 図書館長というので図書館の方向性が決まりますので、やはりですね、司書の人というのは、方向性を決めてもらって、それに対してどう動くかというのが司書の仕事ですので、方向性を決める図書館長の役割というのは、とても大きいと思います。やはり司書資格を持った経験のある人を是非公募していただきたいと思うのですが、その辺り、いかがお考えでしょう。 ○議長(山本達也)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 先ほどの答弁の補足になろうかと思いますが、まだ、公募をしていくというのを明確に方針を打ち出している状況ではありません。まだ、公募するかどうかを検討している最中というところで、いろいろな先進地の自治体等々のお話を聞きながら、その辺は慎重に研究、慎重に対応していきたい。そのためにも、しっかり調査研究を行っていっているという最中です。 図書館館長に司書資格というところでいけば、職員の中にも持った者はおりますが、今の現館長は、司書資格は持っておりません。そうした館長がやっているわけですが、当然、公募して、館長を公募して新たに入れるというところにメリットもデメリットもあるだろうというふうには思っています。実際、今の館長も、すごく、資格はないにしても、すごく頑張っておられて、司書等をうまくまとめて、いろいろな事業、まあ少しずつですが、進めていっているという状況で、頑張っていく状況の中で、また公募をするというタイミングも難しいというところはあると思います。 ただ、いずれにしても、こういったものというのはタイミングがあると思いますので、しかるべきときには、しっかりと方向性を打ち出していきたいというふうに考えております。 ○議長(山本達也)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) やはりですね、図書館長というのは、やはり図書館の顔、ある意味、顔ということもあります。 それと、あと経験を、公立図書館での経験を持っているかというのとで、やはり全然違いますので、やはり、なかなか、職員がいきなり行って図書館長をやっていくというのは、頑張って、すごい、私も話をするのですが、なかなか大変──代々の館長の方とも話してもですね、本当大変だというふうに思いますので、是非、そこは──別に、建物が変わって変わるものではないのでですね、今からやっていくことで、いろいろ、図書館の特徴がPRできるものが出てくるのではないかと思いますので、是非、そういったことも考えていただけたらと思います。 次の質問ですが、図書館の所蔵資料の活用事業として、先ほども言われていましたけれど、国木田独歩関連のアーカイブ、デジタル化されるということは決まりましたけれども、徐々に今からやっていきますという返答でした。 郷土資料というのは、図書館にたくさんあります。これを徐々にやっていくということなのかなと思うのですが、この辺りは、そういうことでしょうか。 ○議長(山本達也)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 現在、デジタルアーカイブ化を進めているところで、そういった機械を購入しています。デジタルアーカイブ化できる機械を購入しています。スキャナー的なものになるのですが、これを、その機械で読み込ませることによって、その読み込んだ資料がデジタル化されて、クラウドにアップされるという流れになるのですが、そういったことで、今いろいろな、浦家とか、そういった資料がありますので、そういった資料を、そのスキャナーで読み込みながらデジタルアーカイブ化していこうということは考えております。 ○議長(山本達也)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) やはり郷土資料は、借りれないのでですね、館内で読むということと、あと、要は古いものが多いということで、だんだん、貴重な資料がぼろぼろになっていくというか、傷んでいくと言いますか。やはり、そういったことがありますので、是非早く進めていっていただきたい。デジタル化していくことで、市民の人、市民以外の方でも内容を知ることができますので、やはり研究したい、研究していくというか、そういったことをされている方にとってはとても貴重な資料だと思いますので、やはりオープンにどんどんしていけるようにしていただけたらと思います。 あと、収蔵庫のほうにも──私も、収蔵庫、前に行ったのですが、きちんと分類されて整理されていますね。それを、どんなものがあるのかとかというのを知ることができない状況だと思います。あちらも、是非──「こんなにあります」とかって、「資料として、こんなにあります」とは言われていたのですが、これも、是非デジタルアーカイブ、デジタル化してですね。やはり、これをすることで、柳井市民が郷土を知っていく、郷土の歴史を知っていくということは、文化力を高めるということになりますので、これも、是非お願いしたいと思います。これはお願いで、返事できないと思いますので、お願いしていきます。 滋賀県の愛荘町立愛知川図書館というところは、地域資料の収集に、職員が地域や学校を訪問して、図書館への理解を深めてもらいながら、提供をお願いするといって、郷土資料を集めていくことをしています。資料の収集には、やはり信用される人材が行かないと、なかなか、貸していただけないとか、寄附はしていただけないということがあるので、やはり継続的に活動をしていくということが大事なのかなと思います。やはり、人が代わるということは、信用がないということにもつながりますので、こういったことも、是非専門の職員をということです。 やはり、地域の資料というのは図書館にあるんだという認識が、ここでは、やはり町民の人にも共有されているということで図書館の利用促進につながっています、という例があります。 広島市立中央図書館は、ビジネス支援サービスというのをやっています。これは、私、以前もお願いしたことがあるのですが、やはり図書館司書による情報の収集、整理、提供による支援ということで、ビジネス支援情報コーナーの設置というのをしています。以前お尋ねしたときに、商工会議所の方に時々来ていただいて、みたいな話を、確か  、特別委員会、一般質問  、ちょっと記憶にないのですが、ちょっと聞いた覚えがありますがこういったことは考え──その後、どうなっているのか。ビジネス支援担当司書というのがきちんとおりますので、こういったことも、やっぱり専門家としての大事な役割なのかなと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(山本達也)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 今現在、図書館司書、4名おります。今、その中で、それぞれ得意分野というのは持っております。 その中で、また、議員さんに御指摘がありました、ビジネス支援というところについての専門的な知識というか、得意分野にしている司書は、ちょっと今いないというところで、そういうことは、自主的に置かれてないというところはあると思います。 ただし、昨年から、そういった、司書の得意分野を生かした講座を、図書館のほうで開催しています。昨年は、図書館司書が教えるスマホ教室だったと思いますが、スマホの初心者に対して、そういったスマホを扱う得意な司書が、図書館のホームページの入り方とか、そこでの本の予約の仕方とか、そういった講座をやっております。これからも、司書の得意分野を生かした講座というのは、やっていきたいというふうに考えております。 ○議長(山本達也)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) 分かりました。 先ほどの答弁の中で──答弁ではないですかね。何か、ちょっと前にお聞きしたのが、今、交流していると言われたんですよね。学校図書館とかボランティア団体さんとか公民館さんのほうと交流していると言われたんですが、それは、交流しているというのは、どういう内容なのですか。 ○議長(山本達也)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 今年に入って、学校図書司書と公民館の図書館司書等が交流する場を、図書館連携会議という形で立ち上げて、今数か月に1回、みんなが会っていろいろな意見交換をするという場を持っています。 そういった中で、いろいろな、それぞれの現場を知るのもいいだろうということで、会場を、柳井図書館に限らず、各学校図書室を持ち回りで回って、その中に柳井図書館の司書も、その中に入っていって、いろいろな、それぞれの環境を見て、学ぶものは学んでいこうということを、今、やっている最中でございます。 ○議長(山本達也)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) それは、とてもいい取組だと思いますので、是非発展させて、「やっている」で終わるのではなくてですね、発展させていただいて、私が以前質問させていただきましたが、雇用のきちんとした、やはり、学校図書館司書──図書館の司書の雇用が、やはり、ちゃんとしておりませんので、そういった動かせないというのがあれば、学校図書館の司書と公民館の司書と、同じ勉強していけばですね、どこにでも配置できるということが──塩尻の図書館は、確か、されていたのですよね。だから、それを、前、ちょっと提案したことがあると思うのですが、そういったことも、是非、可能になってくるのかなと思いますので、お願いをしておきます。 現在の図書館というのは、やはり、ハード面では狭い。音が響く。自習室がない。バリアフリーでないとかですね、やはり現状で解決できないことというのが、もう、これはもうどうしようもないのかなと思いますが、あと、トイレが暗くて怖いというのも、よく聞きます。こういったことは、まあ、改善できないですね、今の、やはり、図書館では。 そういったことでですね、でも、まあソフトで、ソフト面で今からできることというのは、やはりあると思います。図書館の利用をしないから、やっぱり要らないんだと。否定するという声も私もよく聞きますが、やはり図書館側も、市民に利用してもらう努力をしているのかなという、やはり、それは、是非、していっていただく必要があるというふうに思いますので、今、司書の方もいろいろ行っていますと言われましたが、やはり貸出しとか返却とかはですね、それこそ、司書ではなくてもできるわけですよね。通せば、今は通せばいいわけです。でも、中に入っていって、今みたいな専門性のことというのは、専門でないと、やはり専門に知っている、知識のある人でないと、できない。やはり、もったいない、とってももったいない使い方をしているのではないかと思いますので、やはり、そういったところも、改善は今から、今、できることだと思います。行ってできるものではない、今できることだと思います。 やはり、待っているというのではなくて、市民の中にもっと積極的に入っていっていくこともできる。これも、できると思います。やはり、情報拠点としていくというふうに、情報センターの役割があるとか、先ほども部長も言われていましたが、情報拠点となっていく図書館というのは、やはり、建物が変わっても、中身が変わらないのでは、その価値が落ちてしまいますので、中身をどういうふうにして上げていくかということが、今、できることではないかと思います。 柳井図書館は、市民にとって、どんな場所を目指すのか。未来の図書館の可能性は、無限です。市民に見えるように、今できることを、是非、お願いしたいと思います。 これで、私の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  以上で、岩田議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  10時55分まで、休憩といたします。午前10時40分休憩                              午前10時55分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、篠脇議員。〔篠脇丈毅登壇〕 ◆議員(篠脇丈毅) 皆さん、おはようございます。朝早くから、議会傍聴にお出ましをいただきまして、誠にありがとうございます。柳甦クラブの篠脇丈毅でございます。ケーブルテレビを通じて、市政への関心が高まっておりますので、執行部の皆さんには、市民にとって分かりやすいやり取りとなりますよう、初めに、お願いを申し上げておきます。 井原市長の市政運営、特に、「市民の力で支えあい、一人ひとりが主役の笑顔あふれるまち柳井」を、どう実現されようとしているのかについてであります。 第2次柳井市総合計画のタイトルであるまちづくりの目標を示すとされて、3年が経過しようとしています。前任の担当部長は、昨年12月議会で、令和3年には条例化を進めたいと、答弁されております。コロナ禍で、会議の開催が思うに任せない状況とは思いますが、まちづくり条例は、総合計画の根幹をなすものであり、進捗はいかがでしょうか。 また、条例の主な考え方、骨子は、どのように考えておられるか伺います。 2点目は、立地適正化計画による再整備を、新たなまちづくりと捉え、中心市街地に、市民協働の夢プランを考えられませんかについてであります。 中心市街地は、コンパクト・アンド・ネットワークの考え方に基づく立地適正化計画によって、これまでの都市計画を抜本的に見直し、整備を進めようとしています。その背景には、新たなまちづくりの考え方が、求められていると考えます。 まちづくり条例の考え方と相まって、活力再生、にぎわいの創出に何を求めるお考えか伺います。 中心市街地は、商人の町としての歴史と、町衆文化のプライドに支えられて、発展してきたのだと考えておりまして、町の中心でこそ、経済団体や市民活動団体に呼びかけ、市民一人一人が主役の夢プランを、手がける時期に来ているのではないかと考えておりますが、御所見があれば、お伺いをいたします。 大きな3点目は、集中豪雨と防災対策の中で、気象現象と防災対策のずれを、市民にどう理解してもらうかについてであります。 東土穂石ポンプ場は、大がかりな工事が行われており、これが完成をすれば、築出から北町の一帯は、浸水の被害がなくなると考えられてはおります。現行の防災対策事業では、その設計基準は、10年確率で、降雨強度時間雨量53㎜とされております。今年8月、盆前の長雨では、日本列島各所で、時間雨量80㎜を超えるような異常降雨が続いています。 このような線状降水帯による豪雨が続けば、施設整備をしても、許容されない想定外というケースも出てくるわけでありまして、ソフト対策が重要になると考えますが、市民向けにどのような対応が考えられるか、ご所見があればお伺いをいたします。 次は、平郡西地区の浸水被害の教訓に学び、備えをどうされるかであります。 平郡西を流れる松葉川は、昨年の集中豪雨により、上流に大石が流出し、川をせき止めた形となり、そのまま畑地に浸水、集落の一部で、床上浸水が発生をいたしました。 担当課では、早速、調査、対応に当たられ、畑地の復旧に併せて、大石を除去する計画と伺っております。 この川は、集落を少し上りますと、自然石で構成をされ、長深山──平郡で一番高い山ですが──長深山の北面一帯を受けている川で、ゲリラ豪雨に遭いますと、いつ同様なことが起こってもおかしくないと考えております。 市内には、多くの管理河川がありますが、上流部に砂防施設やため池がある川を除いて、調査・点検される考えはありませんか。私が住まいする新庄地区でも、これまで行われてきた川切りがなされないままで、みず道が変わったり、いつ災害が起こっても不思議でない状況が見られます。耕作放棄地が増える中で、新たな防災対策の必要性を感じておりますが、御所見があれば伺います。 大きな4点目は、交通弱者対策であります。 交通安全対策の一環として、高齢者ドライバーの免許返納が進められております。他方で、高齢者のみの世帯では、車が使えなくなると、生活そのものが成り立たない状況が深刻であります。 1番目は、平郡島民の船賃補助の検討結果を伺います。 平成30年3月議会で、改正公共交通活性化再生法による地域公共交通網形成計画の策定を促し、船賃補助の検討を求めております。その後の状況、変化としては、特に、医師が週3日勤務となり、島民の本土への診療機会が増え、運賃の負担が家計にのしかかる状況にあります。どのような検討をされているのか、伺いをいたします。 2番目は、バス路線廃止に伴う大畠地区のデマンドタクシーがスタートして約10か月、その利用実績と課題を伺います。 JRと重なる路線の運行廃止を受けて、大畠地区社会福祉協議会が運営主体となって、運用を始められております。利用登録は、7月時点で、740名と伺っておりますが、利用実績と運用上の問題点について、お伺いをいたします。 3番目は、高齢者福祉タクシーの対象者を、住民税非課税世帯に限定せず、柳井駅から遠距離に住まいされる高齢者にも支援ができませんかについてであります。 市内の高齢化が進むにつれ、独居世帯が急増しており、生活の便が確保できない高齢者の声が多く聞かれます。特に、柳井駅から遠距離に住まいされる市民の声は、悲痛であります。何とか支援できないものか、お伺いをいたします。 4番目は、バスを唯一の交通手段とされる皆さんのために、乗客の多い市街地中心部のバス停に、屋根付きのベンチを設置できませんか、であります。 市内量販店のお客は、多くが車利用ですが、近くのバス停では、大きな荷物を抱えて立っておられる姿を見かけます。せめて、腰掛けられたら、雨がしのげたらとの声を聞きますが、いかがお考えでしょうか。 以上で、壇上での質問を終わりますが、今回は、項目が多岐にわたっておりますので、それぞれ簡潔な御答弁をいただき、再質問の時間を残していただきますように、初めに、お願いをいたします。〔篠脇丈毅降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 篠脇議員の御質問にお答えをいたします。 私の市政運営についてということで、まず、大きな1番目、まちづくり条例の進捗について、お答えをいたします。 議員お尋ねのまちづくり条例は、第2次柳井市総合計画の基本計画に明記している市民参画・協働に関する条例制定を進めるという取組に対してのものかと存じますが、篠脇議員におかれましては、この条例の制定につきまして、総合計画策定当初から、深い関心を寄せていただいております。 昨年の6月定例会では、その進捗についてお尋ねをいただき、その際に、新型コロナウイルス感染症の収束が見込まれた段階で、やない市民活動センターの運営に関わっておられる市民の方々と、条例づくりについて協議したい旨をお答えをしております。 そうした中、引き続き、コロナ禍の状況ではありましたけれども、昨年9月に、同センターの評価委員会の委員の皆様に、条例制定の方向性について、御説明をさせていただいたところでございます。 条例の基本的な考え方、骨子につきましては、平成28年12月定例会での議員への答弁の中で、本市の市民参画・協働に関する条例については、市民参画と協働による行政運営の仕組みをお示ししたい旨と、市民参画の手段を条例の中で規定することで、市民のまちづくりへの参画についての手法等を明文化したものにしたい旨を申し上げております。 既に、その骨子案を作成しておりまして、本年、秋に、ですから近々ということになりますが、やない市民活動センター評価委員会の委員の皆様に、御説明をする予定としております。 今後、その策定に至る過程におきまして、やない市民活動センター評価委員会の委員の皆様をはじめ、市民の皆様の御意見を反映させながら、市民によるまちづくりへの参画と、行政との協働の拡充、推進が図られる条例となりますように、努力してまいりたいと考えております。 引き続き、御指導をいただければと思います。 次に、大きな2点目の中心市街地に夢プランを、また、3点目の集中豪雨と防災対策、4点目の交通弱者対策につきましては、関係参与によりまして、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○議長(山本達也)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) それでは、2番目の中心市街地における夢プラン策定についてお答えをいたします。 地域の夢プランは、平成18年に、山口県が議員立法による山口県中山間地域振興条例を定めたことを契機に、中山間地域の様々な課題解決に向けて、意欲的に取り組む地域を支援する施策の1つとして、県により、地域の夢プランづくりの推進が図られたことに始まります。 議員御案内のとおり、山間部や離島、半島部だけでなく、中心市街地におきましても固有の地域課題がございます。 特に近年は、人口減少や高齢化に加え、商店の撤退に伴う空き店舗の増加による市街地の空洞化など、地域の活力に及ぶ課題が顕在化しております。 本市は、かつて商都として栄え、柳井広域圏の商業の中心地として発展してまいりました。 中心部には複数の商店街があり、買い物客などで、まちは大変にぎわっていましたが、現在は、加盟する商店も大きく減少している状況にございます。 しかし、御承知のように、JR柳井駅周辺を含む中心市街地は、商店や飲食店に加えて、医療機関、金融機関、学校なども立地しており、町なか居住を考えた場合には、非常に利便性の高いエリアでございます。 また、この度の柳商跡地利活用に関連いたしましても、文教ゾーンとして設定したエリアを、防災・文教・交流ゾーンとし、今後、防災面などを含む都市的機能を向上し、活性化を目指すことといたしております。 そこに住まわれ、あるいは、御商売をされている方々など、地域課題をどのように捉えておられるか、また、どのような手法で、どういった形のコミュニティを形成し、地域の活力を維持されることを望まれるのか、夢プラン策定の手法なども含めて、住民主体による取組方については、今後、情報収集し、研究してまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(山本達也)  危機管理課長。 ◎危機管理課長(國田雅之) 続きまして、3、集中豪雨と防災対策について、(1)気象現象と防災対策のズレを市民にどう理解してもらうかについて、お答えいたします。 先月、梅雨末期に近い気圧配置となったことから、活発な前線の影響により、九州北部を中心に、時間雨量80㎜を超える記録的な大雨となり、各地で浸水被害が発生しております。 現在、浸水被害の軽減を目的に、東土穂石雨水ポンプ場を建設中ですが、既設雨水ポンプ場についても、設計基準以上の降雨があれば、浸水を完全に防ぐことはできません。 そのため、想定以上の降雨により、浸水などの危険が切迫している場合には、市から防災メールや緊急速報メールのほか、サイレンを吹鳴して、防災行政無線で避難情報を発信しますが、市民の皆様お一人お一人が、テレビやインターネットなどからも、最新の情報を入手し、速やかに避難行動を取っていただくことが大事でございます。 また、災害時に備え、平時から、ハザードマップで、自分の住んでいる場所に、どのような危険があるか確認しておくこと、非常持ち出し品や備蓄品を備えておくこと、広瀬防災会などのように、毎年、研修や避難訓練を行うことなどが重要であることを、引き続き、防災講習会など、あらゆる機会を通じて、周知してまいりたいと考えております。 続きまして、2番目の、平郡西地区の浸水被害の教訓に学ぶ備えについてお答えいたします。 昨年7月豪雨の際に、平郡西地区の松葉川上流域において、崩落した石が河川をせき止めたことにより、浸水被害が発生しました。 市内には、多くの河川、水路がありますが、災害を未然に防ぐためには、日々の維持管理が重要です。 現在、平常時の普通河川の維持管理は、地元関係者にお願いしており、可能な限り、引き続いてお願いしたいと考えておりますが、高齢化により耕作放棄地などが増え、地元で維持管理が難しくなった水路があることも承知しております。 しかしながら、市内の至るところに存在する全ての水路を、行政のみで点検を含めた維持管理をすることは困難です。 このため、水路利用者や周辺住民の方などの御協力により、情報の収集に努め、その都度必要な対応をし、災害を未然に防ぐことができる体制づくりが必要であると考えておりますが、課題でもあると認識しております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) それでは、私のほうから、4番目の交通弱者対策についてお答えをいたします。 まず、(1)番の平郡島民の船賃補助の検討結果についてでございますが、議員お尋ねの平郡島民の運賃補助につきましては、国の制度であります離島住民運賃割引について、検討をしてまいりました。 現行の旅客運賃は、この制度上における水準よりも低いことから、割引の対象とはならず、現状では、これ以上の運賃引下げはかないません。 なお、後ほど、高齢者福祉タクシー利用助成制度の拡充について御説明いたしますが、今後も、島民の負担軽減につながる施策につきまして、庁内横断的に考えてまいりたいというふうに思っております。 続いて、2番目の大畠地区のデマンドタクシーの利用実態と課題についてでございます。 令和2年10月から開始となりました大畠地区では、月曜日から土曜日まで、1日5便、大畠地域から柳井駅への行き2便、帰り3便を運行しております。 御利用の多い乗降場所といたしましては、マックスバリュ柳井店、ゆめタウン柳井、周東総合病院、柳井駅などとなっております。 令和3年3月13日から同年7月末までの稼働率、これは、運行ダイヤの予定便数に対する実際に運行した便数の割合でございますが、運行ダイヤの予定便数575便に対し、実際に運行した便数は385便で、67%となっております。 令和2年10月から令和3年3月12日までの稼働率は45.6%でございましたが、利用者の少ない便の運行時間を変更することで、稼働率が向上しております。 利用者数につきましては、令和3年7月末現在の延べ利用者数は1,417人、1便当たりの利用者数は2.07人で、複数の方が同乗する複数乗車率は53.3%でございます。 運行する上での課題といたしましては、時間帯によりまして、利用者の少ない便がございます。 こうしたことの解消に向けて、今後とも、地元社会福祉協議会と連携をいたしまして、運行について、一層の周知を図ってまいりたいというふうに考えております。 また、地域住民の声を聞きながら、必要に応じ、ダイヤの改正、見直し等を行い、稼働率の維持、向上に努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(日浦隆雄) 私からは、3点目の高齢者福祉タクシー利用助成制度の拡充について、お答えをいたします。 高齢者福祉タクシー利用助成事業につきましては、現在75歳以上のみで構成されている世帯の方で、自動車を保有していないこと、住民税非課税世帯であることを要件として、タクシー乗車割引証を交付し、乗車された際の基本料金部分について助成をしております。 この事業の拡充についてのお尋ねでございますが、本定例会において、新型コロナウイルス感染症に係る生活支援対策といたしまして、補正予算を提出させていただいております。 事業の概要につきましては、路線バス、タクシー、平郡航路の各公共交通機関で、共通に使用できる助成券を交付し、1回につき、最大で1,000円分の助成券を使用いただける制度としておりまして、住民税課税世帯についても対象とすることとしております。 今回の補正予算では、新型コロナウイルス感染症に係る対策として実施をいたすものでございますが、来年度以降、現在の高齢者福祉タクシー利用助成事業の見直しを検討する上での試行的な事業としても考えておりまして、より効果的な移動支援策となるよう取り組んでまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) それでは、4番目のバス停の屋根付ベンチの設置についてでございます。 バス停のベンチや屋根につきましては、交通事業者により整備されたものや、国道などの道路の整備時に設置されたもの、さらには、隣接の事業者等により設置をされたものなど、その箇所ごとに、様々な理由で設置をされているものでございます。 また、今後、交通事業者によります新たな設置の予定はないとのことでございます。 本市には、屋根付きベンチは、例えば、ゆめタウン柳井前、国清、落合に設置をされています。 御質問にありました市内量販店を1つ例に挙げますと、国道に接するゆめタウン前バス停は、利用者の多いバス停の一つでございまして、屋根付きベンチが設置をされており、雨をしのいでバスを待つことができます。 一方で、このバス停と直線距離で100mの距離には、県道柳井上関線に隣接をいたします西沖割バス停がございます。 こちらは、阿月方面へ運行されているバス停でございますが、現在、屋根の設置はございません。 こちらでの乗車は、1日5便に対して、2名でございました。 こうした乗降客の実態を考えますと、利用客の少ないバス停に、新たに屋根を設置するのは、現状では難しいと認識しておりますので、既に、設備が整ったバス停が近くにありましたら、そちらを活用するなど、お願いしたいというふうに考えおります。 これ以外の箇所につきましても、利用実態や維持管理などの面から、新たな設置は難しいと考えております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 多岐にわたる質問をいたしましたが、懇切に御答弁いただきまして、誠にありがとうございます。 それでは、15分程度残していただきましたので、順次、再質問をさせていただきます。 まず、市民主役と申しますか、市民参画条例につきまして、先ほど、市長のほうからは、市民活動センターの評価委員の皆さんにお話をしているというお話がございましたが、評価委員のメンバーとその役割を教えてください。 ○議長(山本達也)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) 市民活動センターの評価委員につきましては、御承知のように、柳井市の市民活動センターということで、文化福祉会館に設置をさせていただいておりますが、その様々な、年間を通しての事業でありますとか、活動の内容について、御評価をいただいて、市民活動センターの運用の改善に向けて、いろいろと御助言をいただいて、それを生かしておるという状況でございます。以上でございます。 ○議長(山本達也)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 私の受け止めが違うのかも分かりませんけれど、少なくとも、市民参画条例を作る場合に、今のような市民活動センター、活動そのものの評価をする委員の皆さんに、条例を説明をして、理解をいただく意義というのは、部長、どう考えればいいのですか。 ○議長(山本達也)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) まずは、市民活動センターの評価委員の皆様御自身が、実際に、その市民活動に携わっておられる方たちで構成されておりますので、まずは、そういった実際の御自身の活動の経験に基づいて、我々が、こういう形で市民活動を、あるいは、市民参画のまちづくりに向けた条例を作っていきたいという考え方について、まずは、御意見を頂戴したいという考え方を持っております。これで終わるということではございません。以上でございます。 ○議長(山本達也)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 今、部長がおっしゃられる意味は、理解はできますけれど、やはり、第2次総合計画の1丁目1番地が、市民の理解を得て、まちづくりを、市民と協働でやろうということなのですね。ですから、御検討いただいて、早い時期に、議会は多分、総務文教になるのではないかと思いますが、そういうところで、しっかり、途中経過も含めて御説明いただいて、市民の皆さんが、どうすれば理解をしていただけるか、より参画できるかというところに視点を置いた、部長、事業推進を進めないと、この問題は解決しないと思いますので、これは答弁要りませんが、そういうふうな捉え方をしていただきたいなと思います。 条例のことはそのぐらいにいたしまして、夢プランなのですけれど、先ほども、部長答弁の中にありましたけれど、中心市街地が、今、本当に力を失っていますよ。都市計画の見直しという観点と、立地適正化計画によって、国の補助も引き出せるという条件設定になっていますので、そのソフトである、今言いました市民活動、市民との協働のまちづくりという観点を、十分理解をしないと、国交省に対して、あるいは採択を受ける事業に対して、ソフトがしっかりしていないと、私は、ハードの予算はつかないと思いますよ。その辺は、どう考えておられますか。 ○議長(山本達也)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) 今、議員御指摘のとおりでございます。中心市街地を活性化すると言いますか、今後、活力を失わないようにしていくということを考えましたときには、やはり地域の皆さん御自身が、どういうふうに問題を捉えておられて、あるいは、行政として、都市的機能を柳井市全体の中でどう位置付けて、その維持、活力を保った状態で持っていくかといったことについては、今後、研究していく必要があろうかというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) これから、都市改造というか、柳井市都市計画の見直しをしながら、重点施策に絞って、補助事業を進めていくのだろうと思いますけれど、やはり、そうした場合は、議会議決を得ている柳井市基本構想なり基本計画の改定を、しっかりと説明できるような形にしていただきたいんです。 そうしませんと、国土交通省に対して、オーソライズされていないということになると思うのですね。この問題は、このぐらいにしますけれど、宮本部長、国交省で、他市の事業より抜きん出て、大きな事業をやろうとすれば、第2次柳井市総合計画にちゃんと位置付けて、しっかりと議会議決を得て、自信を持ってこうすれば柳井のまちは良くなりますという説明がつかない限りは、よその市の補助事業に負けますよ。 これは、私、過去の私の経験から、そういうことを考えますので、合併特例債の場合は、比較的そういう、いわゆる説明要件というか、必要理由等の説明が軽やかかも分かりません。それはちょっと言い過ぎかも分かりませんが、そういうことを思いますので、私は、ハードをやるのならソフトをしっかりつけて、それも、ハードとソフトを第2次総合計画、基本構想、基本計画にきちっと位置付けて進むという気構えが必要なのだろうというふうに思います。 1点目、2点目はそのぐらいにいたしましょう。 國田次長、先ほど、小さい河川のことは地元でということがありましたが、その辺は、ほとんどの河川が、各地区に存在していますので、地域の防災体制の中で、やっていく考えはありませんか。 ○議長(山本達也)  危機管理課長。 ◎危機管理課長(國田雅之) 地域の防災対策ということは、大変重要でございまして、今、現在も、自主防災組織をつくっていただいたりとかして、地域でいろいろ検討、それから推進も、防災についてしていただいております。 そういうことも含めて、地域ということは大変重要でございますので、その地域地域で、是非とも皆さんの力で地域を守っていただく、そういう方向で、我々も、今後、進めてまいりたいと思っておりますので、そういうことでございます。 ○議長(山本達也)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) もう1点、防災対策について。私が、今回、気象現象と気象予報と、それから防災対策のずれをどう補完するかというお話をさせていただきました。 それは、地区である防災組織等を使って、できるだけ防災の理解を得たいという答弁であったと思います。一つだけ、その中で昨今、特に、8月盆前の集中豪雨のときに、特別警報が出たのですね、特別警報。特別警報をよくよく読んでみますと、数十年に1回と書いてあるのです。これは、國田次長、どういうふうに捉えればいいですか。 ○議長(山本達也)  危機管理課長。 ◎危機管理課長(國田雅之) 昨今、いろいろな気象の状況が変わりまして、特別警報というのが頻繁に出されるようになってきております。特別警報というのは、気象庁のほうで基準が定められておりまして、それぞれ50年に一度以上となったような、なると見込まれるような、5kmメッシュが複数存在した場合にということでなっておりますので、それは、昨今の気象の状況が昔と変わり、線状降水帯であるとか、そういったものが発生することが多くなったということでございまして、市としても、それは十分に受け止めて、対策を講じていく必要があるというふうに考えております。 ○議長(山本達也)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 今日は、傍聴の皆さんもいらっしゃるので、あえて申し上げてみますと、数十年に一度というのは、解説では、50年に一度というふうに書いてあるのですね。それで、平成27年に、山口県河川課が出した山口県降雨強度曲線というのがありまして、これ、柳井と大島なのですが、これによりますと、時間雨量が120㎜に近いのです。ということは、10年確率の53㎜では到底解決できないのです。そういうことがあり得るということで、もう、まず、命を大切にしてくださいということでございますが、これは、心しておかなければいけない。ただ単に、特別警報というふうに受け止めてしまうと、命が大事なのだということだけなのですが、そういう50年に一度の災害が起こり得るということを、皆さんが御理解いただいておきたいということです。 最後に、交通弱者対策について御答弁をいただきましたが、今回の補正予算でも、健康福祉部長がおっしゃったように、いろいろな交通弱者に対する船のお金にも使える、バスにも使える、タクシーにも使えるということで、だんだんとそういう対策が講じられてきて、やや充実をしてきたかと思いますけれど、安易に住民税非課税所帯というくくりでやるのではなくて、現実の姿に合わせた高齢者対策、福祉対策を、是非是非お願いをしたいなというふうに思います。 多岐にわたった一般質問で、大変失礼をいたしましたが、どうもありがとうございました。以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山本達也)  以上で、篠脇議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  午後1時まで休憩といたします。午前11時34分休憩                              午後1時00分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、石丸議員。〔石丸東海登壇〕 ◆議員(石丸東海) 新政クラブの石丸でございます。10番目となりましたが、一般質問をさせていただきます。通告に従いまして、一般質問をしてまいります。 まず1番目の柳井商業高等学校跡地利活用についてであります。この件につきましては、3月議会で質問したところです。その後、市長の進め方が少し変わったようですので、お伺いいたします。 市長は今日まで強引な姿勢で進めてきておりましたが、2月の市長選挙では、選挙の争点にはせず、当選後、今日までの進め方に変化が起こっております。7月に跡地利活用市民会議をつくり、選ばれたメンバーによる会議が行われました。市民会議は、跡地の利活用について、建設的な意見をいただくための会議が趣旨となっており、市民会議の構成は市の附属機関、10団体で、いずれも市が委嘱した方々で、充て職の公務員の方々も含まれております。 これからの跡地利活用の進め方を市民会議で第1クール、第2クールに分け、意見が集約されております。意見、要望、どのように反映、参考にされるのか分かりませんが、市民会議のメンバーの責任にされるのではないか不安に思っておられる方がいるのではないでしょうか。また、積極的な意見が出たかどうか伺うところです。 市長選挙までは強引に進めてこられましたが、選挙後は進め方に変化を感じます。政治主導から市民を巻き込む政治、市民目線の行政へと変わったように思います。これで、リーダーシップとしての市長の責任が果たせるとお思いか伺います。 建設に当たっては、合併特例債が使えるから市の負担は少なくて済むとずっと説明してこられました。これは、特例債の元利償還金の70%について、地方交付税の基準財政需要額に参入されるから負担が少ないということです。このことを市民に説明しても、数字のマジックでなかなかぴんときません。完成後の維持管理は、全て市の負担で補助金等はありません。また、特例債の元利償還金の30%は市独自の負担になります。跡地利活用で整備された複合図書館を含め、全て今後30年、50年と維持管理が必要です。人口減少は必ず起こります。 また、現在の図書館は、用途を民俗資料館等に変更しても、維持管理費が必要になることに変わりはありません。これから、人口減少は避けて通れません。予算規模も縮小されます。既存の公共施設は補修等が必要になり、維持管理費も膨らんでまいります。将来の柳井市の20年後、30年後の人口を考えたとき、財政、市民サービスについてはどのようにお考えかお伺いいたします。 次に、2番目のウェルネスパークの管理についてです。 この件につきましても3月議会で取り上げたところですが、余りにもずさんな管理が目につきますので、再度伺います。柳井ウェルネスパークの管理運営は、基本協定書により株式会社ミズノにより運営されております。管理の範囲は建物、この中には管理棟、温水利用型運動施設、便所、倉庫等、工作物には複合遊具、照明塔、あずまや、受水槽、高木、低木、キュービクル、主要公園施設には、テニス場、修景池、草スキー場、展望広場、スポーツ芝広場、東西北の駐車場等であり、業務の内容は指定管理者業務仕様書で定めてあります。公園全体の面積は、20万4,000m2、建物4,196m2、その他工作物等です。利用者の事故等に対応するため、施設賠償責任保険の加入が定めてあり、対人補償1名につき1億円、1事故につき5億円、対物補償1事故につき200万円であります。一般部の維持管理として、点検、巡視、清掃、除草、樹木管理、芝生管理、修景池、調整池、遊具があり、回数等細かな定めがあります。 このように、管理も範囲が広く、有料施設、景観施設があり、市も指定管理者も管理内容の把握が難しいのではないかと思います。まして、温水プール、フィットネスは有資格者の対応が必要で、また樹木管理は専門業者でないと危険でできないと思います。 3月議会でもお聞きしましたが、夏になって一段と感じることは、修景池の悪臭と汚れ、公園部の樹木の茂み、樹木の間の草の繁茂、各所にある階段式歩道の草の繁茂、調整池周りの雑草の繁茂など、ある程度専門的知識者の仕事のように思います。市は管理業務について、どのように指導しているか、また実施についてどのようにチェックしているか伺います。 次に3番目ですが、土砂災害対策についてです。 8月中旬、日本全土を襲った大雨は、今までに経験したことのないような規模で、線状降水帯が各地で河川の氾濫、土砂災害を起こし、大災害を起こしております。柳井市においてもかなりの降水量が記録されております。消防団による集中豪雨による注意喚起、避難等の広報活動がされました。柳井市は0mの低地帯、海岸、急峻な山等を抱えており、それぞれ洪水ハザードマップ、高潮ハザードマップ、土砂災害ハザードマップが作成され、各戸配布されております。 このうち、土砂災害ハザードマップが平成28年4月に改訂版として各家庭に配布されております。土砂災害警戒区域は、急傾斜崩壊、地すべり、土石流に分かれて、それぞれ地図上に表示してあり、また避難場所も記載してあります。マップを配っただけでは市民の関心は薄れ、皆さんお忘れと思います。28年4月に土砂災害ハザードマップを作成されておりますが、以来今日まで、梅雨時期等危険と思われる箇所等の点検はどのようにされているか。また、補修等の実績を伺います。また、7月3日に起きた静岡県熱海市の土石流は、家屋の崩壊、尊い人命を奪われ、人災だとして、被害者が土地の現所有者と前所有者を刑事告発されました。また、損害賠償請求訴訟が起こされるようです。 また、柳井市において開発等による盛土や切土による災害が予想されそうな箇所があるか、また、チェック等の実績があるかお伺いいたします。以上で、壇上での説明を終わります。〔石丸東海降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) 石丸議員の御質問にお答えをいたします。 まず大きな1点目、柳井商業高等学校跡地利活用についてでございます。その中で、まず、(1)番、市民会議の在り方についてでございますが、議員御指摘の市民会議につきましては、先の6月定例会におきましても御説明をさせていただきましたとおり、これから柳井商業高等学校跡地を市として積極的に利活用していくということを前提に、いかに活用していくかについて、具体的な御意見、御提案をいただく場とすることを念頭に開催をいたしました。議員にも会議の内容を取りまとめたものを、議員におかれましても御覧になっておられるというふうに思いますが、市といたしましても委員の皆様には忌憚のない御意見を自由闊達に御発言いただけるような進行に努めましたので、防災や子育て、市民活動、望ましい図書館の在り方など、幅広く御提言をいただくことができたものと考えております。 委員の皆様には、普段から、それぞれの附属機関等におきまして、市の施策につきまして真摯に向き合い、御意見をいただいており、この柳井商業高等学校跡地利活用事業につきましても同様に責任を果たされたものと感謝をいたしております。 そうした中、今後お示しをする利活用方針につきましては、市民会議におきまして頂戴いたしました御意見を含め、市民の声をどう取り入れていくかについては、これは申し上げるまでもございませんけれども、あくまでも市の責任において、これを判断し定めてまいることになります。 石丸議員におかれましては、かつて市議会議長のお立場で御協力をいただいた柳井市遊休地利活用検討懇話会委員として、随所でお力添えをいただいてまいりました。また、現在は、柳井商業高等学校跡地利活用調査特別委員会の委員長という市民会議とは比較のしようのないほど、次元の違う責任の重いお立場で御尽力をいただいておりますことに感謝を申し上げたいと思います。 ただ、何度か強引に進めてきたというお話、御指摘がありました。その都度、委員長、議員さんには御相談させていただく中で、よくおっしゃるのが、行政のほうが賢いんだからそっちで考えんさいということでありましたので、そうした意味では何度も強引にと言われることは、若干私自身寂しく思います。 しかしながら、今後も引き続き御指導をいただきたいという強い思いをもっております。 次に、(2)番、施設整備後の維持管理費の考え方についてのお尋ねでございます。 今回の市民会議で改めて認識をいたしましたのが、柳井商業高等学校跡地の利活用だけということではなくて、現在、文教ゾーンとして設定をしている周辺エリアも含めた地区全体の位置付けや役割の重要性についてでございます。特に市民の皆様にとりまして、身近な課題である防災面については、多くの委員の方々から御意見を頂戴いたしましたけれども、今後、避難所としても活用するために、耐震化や空調設備の整備など大規模改修を予定をしております。バタフライアリーナを始め、サンビームやない、文化福祉会館などについては、ゾーン全体という視点から利活用を図っていく必要があるとの認識を深めております。 そういったことから現行案で位置付けた文教ゾーンを防災・文教・交流ゾーンと改め、ゾーン内の公共施設を効率的に運営するための管理体制の構築など、適正な維持管理を図るとともに、高い事業効果を生むための工夫をしてまいりたいと考えております。 例えば、現在の柳井図書館、サンビームやないの今後の施設の活用について、教育委員会の機能を本庁から移転することもその一つで、ゾーン全体の維持管理について職員体制の柔軟な運用を行えるような仕組みの検討を始めております。 いずれにいたしましても、この度の防災・文教・交流ゾーンを含む本市の施設全体については、基金や市債の状況を始めとした市全体の健全な財政基盤の上に、柳井市公共施設等総合管理計画に基づき、適切な維持管理を行い、長寿命化を図るとともに、集約化、複合化、転用、廃止の整備方針を立てて、総資産量の適正化を目指していくことで、施設に係る維持管理費用等の適正化も図ってまいりたいと考えております。 大きな2点目のウェルネスパークの管理について、3点目の土砂災害対策につきましては、関係参与によりましてお答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ◎教育部長(三浦正明) それでは私のほうから、2点目のウェルネスパークの管理についてお答えをいたします。 柳井ウェルネスパークは、平成24年度から指定管理者制度を導入し、ミズノスポーツサービス株式会社が管理業務を行っており、現在の指定管理期間は平成29年4月から令和4年3月の5年間でございます。 指定管理者による施設管理業務につきましては、柳井ウェルネスパーク管理及び運営に関する基本協定書に基づいて行っており、業務内容については、指定管理業務仕様書に沿って行い、さらに維持管理を行う中で、施設別維持管理業務基準書に細やかな管理基準を定めております。 そうした中で、指定管理者であるミズノスポーツサービス株式会社が、専門的なノウハウを駆使し、安心・安全で快適な施設を維持するために、この間、業務に携わっていただいております。 業務内容のチェックにつきましては、基本協定書に基づき、毎月及び四半期ごとに指定管理者から提出される業務報告書により、その都度履行状況をチェックし、気付きや指定事項等があれば、随時確認をし、改善に努めております。 石丸議員から御指摘のありました植栽・樹木の維持管理につきましては、敷地内を数区画に分けて時期に応じ、その区画ごとに草刈り作業を行っておりますが、作業面積が全体で20ha近くありますので、刈っている間に別の区画から刈った草が伸びてくるというのが現状であります。来場者に対して迷惑のかからぬよう業務を行ってはおりますが、市民から厳しい御指摘をいただくケースがありますので、そこは改善する必要があると考えております。 また、修景池につきましては、今年度に入り、大雨により水位が上昇するとともに、異常繁殖した水草が枯れて腐敗し、悪臭が発生するという事態になり、現在、その対応を検討しております。 なお、来年度から5年間の指定管理者を公募いたしますが、この公募の仕様の中でも委託業務の内容の見直しを行っております。以上です。 ○議長(山本達也)  建設部長。 ◎建設部長(重村仁志) 続きまして、大きな3番の土砂災害対策についてお答えします。 (1)の土砂災害ハザードマップによる危険箇所のチェック及び対応並びに市民への周知はどのように行われているかについてでございますが、土砂災害ハザードマップは、土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律に基づき、土砂災害に関する情報の伝達方法、急傾斜地の崩壊等のおそれがある場合の避難場所に関する事項、そのほか警戒区域における円滑な避難を確保する上で必要な事項を住民に周知する目的で作成し、平成28年4月に市内全戸に配布しているところでございます。このハザードマップは、崖崩れ、地すべり、土石流の3種類の土砂災害が発生した場合に、住民等の生命又は身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域と当該区域の中でも、特に建築物に損壊が生じ、住民等の生命又は身体に著しい危害が生じる区域について指定しております。 本市では、土砂災害警戒区域及び特別警戒区域を約1,000か所指定しておりますが、行政のみで危険箇所の点検を行うことはなかなか難しい状況であり、またこのマップは危険なところを把握して避難していただくためのマップでございますので、区域内だけの補修等の実績も特に把握はしておりません。よって、住民が日頃から身近にある危険な箇所の点検・把握を行い、いざというときの避難方法について前もって準備しておくことが大切であると考えております。点検の際に発見された異常な事案の連絡や情報につきましては、現地を確認の上、対策工事等が必要な場合には、対応策等を検討してまいります。なお、ハザードマップの市民への周知については、毎年6月の土砂災害防止月間に合わせて、広報やないに特集を組むとともに、市民ロビーでパネル展示を行うほか、防災講習会などのあらゆる機会を通じて行っております。以上です。 ○議長(山本達也)  危機管理課長。 ◎危機管理課長(國田雅之) 続きまして、(2)開発等による土砂災害のチェックは行われているかについてお答えいたします。 森林法や都市計画法等に基づく、開発許可を得て造成された盛土は、完了後に許可権者による検査が済まされており、安全性は確保されていると認識しております。しかし、今年7月の熱海市の土石流災害を踏まえ、第一段階として山口県独自調査、第二段階で国の指示による調査を行うこととなりました。県独自調査では、森林法や都市計画法、廃棄物処理法等に基づく許可を受けている盛土や、公共工事の残土処理場など、許認可以外で把握している盛土について、県と連携し、土石流の土砂災害警戒区域の上流にある箇所を抽出いたしました。抽出箇所は、県内で85か所うち本市内は8か所となりました。これらについて、県と市で分担して確認を行った結果、全ての盛土で安全性が確認されました。現在、国の指示により、調査対象エリアを土砂災害警戒区域の地すべり区域や急傾斜地区域、山地災害危険地区にも拡大し、また許認可も農地法、自然環境保全法などにも拡大し、対象盛土箇所を抽出しているところでございます。今後、抽出した箇所を県又は市で点検し、11月頃に点検の結果が国から報告される見込みとなっております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) ありがとうございました。それでは、まず3番目から再質問したいと思います。 さっきの答弁で、地元のほうでそういった状況等を把握できたら、数が多いから、いちいち市・県のほうでチェックできないから、地元で感じたら連絡してくれというような答弁があったかと思うのですが、私が住んでいる坂本川の上流側は、県の砂防河川になっています。それから下が準用河川です。その砂防河川の一番上流に砂防堰堤があります。この砂防堰堤は、私が子どもの頃造られたものです。もう五、六十年たっています。ですから、もうそこに砕石とかいろいろな雑木とかいっぱい詰まっているのです。ですから、大雨のときにそれを乗り越えて、坂本川の河川にぐりとか砂利とかすごく流れている状況です。こういった状況が私もときどき見るのですが、見られますので、何とか県のほうで対応してもらえないものか、できますか、県のほうへ言ってもらえますか。 ○議長(山本達也)  建設部長。 ◎建設部長(重村仁志) 坂本川上流のまだ砂防堰堤の件でございますが、今回お話をお伺いしまして、市のほうで現地のほう確認をさせていただきました。その結果を砂防堰堤は土砂でいっぱいになっているというような状況を確認したところでございます。この状況を山口県柳井土木建築事務所のほうに確認しましたところ、砂防堰堤は上流からの土砂で満砂状態にはなりますが、上流では川の勾配がゆるやかになり、両岸の山腹の崩壊を防ぐことができ、大雨などにより急激に土砂が流れてきた場合には、砂防堰堤はさらに多くの土砂を一時的にためることができますと。さらに一時的にためられた余分な土砂は、その後川の流れによって徐々に下流へ流され、堰堤の役目を果たすということで、県からは現在満砂状態ではありますが、計画堆積量を超えていないため、今後計画堆積量を超えた場合には対策が必要になってくるという回答をいただいております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 今度、来週の日曜日ですか、坂本川の草刈りをやりますので、皆さんにそのように伝えましょう。 この土砂災害危険区域の範囲の中で、小路の池というのがございます。これは、危険ため池でありますが、水利権者が管理しております。これは、平成26年に護岸の改修を皆済ませたのですが、その済ませたすぐ、一部池から水が漏りまして、それから市道坂本線がある、それに平行しているのですが、それに水がずっとあふれ出て、また最近、集落排水のマンホールがあるのですが、そこからもまた噴き出している。いつも市道がぬれている状況なのです。これは、市にも言って、現地にも来てもらって、なかなか対策してもえらえないのです。これから冬場になりますと路面がぬれておりますから凍結します。車がかなり通るのです。これの対応をいろいろ今までお願いしておるのですが、どのようにしてもらえますか、お答えください。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) ただいま議員のほうからございました小路ため池のことでございますが、平成25年のときまで危険ため池という形で指定されておりまして、それを単県事業によりまして、堤体、また余水吐の改修を行って、危険ため池の登録からは外しております。ただ、今言われるように、現在ため池の堤体のコンクリート擁壁にあります水抜きパイプのところ、そこら辺のところから湧き水が出るということで、漏れて市道のほうに流れ出しているという現状を確認しております。ため池の堤体のほうの状況と言いますか、それも調査をいたしました。しかしながら、ため池からの漏水は原因ではないということが判明しておりまして、恐らくはため池の入り口からの湧き水であろうという、そういった可能性が高いというふうに考えております。 現在、ため池の日常的な維持管理につきましては、地元の関係者によりまして、大変ため池の貯水量を低く抑えていただいておりまして、農閑期には低水位で管理をされているということで、そういったパイプからの流水も減少しておりますが、ただ現状としてそういった形で下のほうに流れ出しているという現状ございますので、また降雨時の後などにも、そういった現象が起きているということは確認いたしましたので、道路管理者であります土木課と協議して、対応を検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) これ、早急に対応を検討してもらいたいのですが。いつまでにやってもらえますか。 ○議長(山本達也)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) 今、現時点、先ほど言いましたように、全体の調査をして、大体この辺ではないかというのが分かりましたので、早急に対応したい。ただ今の段階でいついつまでというのは、ちょっと明確には言うことができませんけれども、極力早急に対応したいというふうに考えております。以上です。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) さっき言いましたように26年に完成して、それ以後ずっと出ているのです。もう何年たっていますか。こういう状況ですけれど、市長どのように思いますか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) この度議員の御地元で小路ため池、この地で直接改修後のため池が原因ではない、その背後地から湧水が湧き出ているのではないかというお話でありましたが、そのことについて、今経済部長のほうから申し上げましたとおり、今、経済建設課のほうで状況も含めて、調査も行っているという状況でありますので、先ほど部長答弁させていただいたように、早急に対応をさせていただきたいと、こういったことが日常的に多くの人数の方々からお声として寄せられていると、その一つであるということでありますが、今のお話だと議員、非常に早急にということでありましたので、またそのことをしっかりとお言葉を受けて対応してまいりたいというふうに思います。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 早急にお願いします。 今度は、2番目のウェルネスパークのほうにまいりますが、副市長は就任以来、2か月ちょっとたっておりますが、市内の公共施設を見て回られたと思うのですが、ウェルネスパークは、24年に県から管理が移管されたわけですが、現地を見られたことは御存じと思うのですが、現地を見てどのように感じられたか、管理状況をどのように感じられたか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(山本達也)  副市長。 ◎副市長(石川浩) 私自身、ウェルネスパークのほうには何度かお伺いもして、実際フィットネスルームという施設ございますが、この施設も利用したことはございます。たいへん職員の方、よく応対、受け付けしていただいて、よく活用させていただいているという状況でございます。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 管理状況については、まだそこまで注意をもって見ていないということですね。と言いますのが、ジョギングコースが上の段と下の段あるのです。これを1周しますと修景池をぐるっと回るのが下の段です。上の段はサッカー場の周りをぐるっと回るのですが、下の段を1周しますと、まず時計が止まっている。遊具が壊れている。修景池が臭い。たにしが繁茂して増殖して、赤い卵をいっぱい産んでいますよ。それで見ながらずっと回ってぐるっと回るのですが、そしたら草がいっぱい生えて木がぐじゃぐじゃ、ぐじゃぐじゃというのは言い方が悪いですが、茂りあげて、本当気持ちの悪い、感じの悪い状況になっておるのです。そういうことを歩く方が多く感じているのです。さっき、修景池については、折を見て今度きれいにするとか何とかという話ですが、教育長、現地見られましたか。 ○議長(山本達也)  教育長。 ◎教育長(西元良治) はい、見てまいりました。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) ひどい状態じゃないと思ったでしょ。早くこれ対応してください。それと、協定書には、さっきも言いましたけれど、施設賠償責任保険というの掛けてあるはずなのです。これはさっき言いましたように、1名につき1億円、対人ですね。ほかに対物とかあるのですが、これは掛けてあるのですか。これは指定業者が掛けるようになっています。掛けてありますか。 ○議長(山本達也)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) この保険につきましては、協定書に基づいて指定管理者のほうが管理するようになっています。今石丸議員が言われましたような条件で入るのを一応協定書の中でうたっておりますが、ミズノさんのほうで今入られている保険を確認するために、毎年書類は出していただいています。その書類を見ると、今言われたような条件よりもはるかに上の条件、具体的にいうと対物、対人、それぞれにおいて15億円程度の補償が出るような保険に入られているというところは確認しております。 ○議長(山本達也)  石丸議員。
    ◆議員(石丸東海) 何遍も言いますけれど、主要公園施設の管理協定の中へ、清掃、側溝、園路、駐車場、1回以上、それから除草、回数とか皆書いてあるのです。修景池についても、所定の性能の機能を保つことというふうになっているわけです。これを怠って、ずっと年々年々過ぎて、1回あそこをきれいにしたのが10年ぐらい前ではないかと思うのですが、それからずっとたまって、現在の状態になっている。あるいは年々少しずつ気をつけてきれいにしておれば、ましてや噴水も今止まっていますよね、噴水も出ません。そういう状況にはならないと思うのですよ。いかに指定管理者の業務が怠っているとは言いませんけれど、市の指導のほうも、どんなになっているのか、お互いの責任ではないかと思うのですが、市長どのように思いますか、今の話を聞いて。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 議員御指摘のとおり、このウェルネスパークにつきましては、議員はもとより大変多くの市民の方々から市のほうへ、またラジオ体操の方、ウォーキングで御利用される方含めて、直接私のほうにも大変多くの苦情をいただいてきたという経緯がありますので、この辺りはしっかりと指定管理を受けていただいている業者とも連携を図っていく、また先ほど、最後に教育部長の答弁にありましたけれども、今後の新たな指定管理の期間においては、この部分については見直しをする中で、予算的なことも含めて、今教育委員会のほうでは、より適正な形に、充実をするように、計画をしているというふうに聞いておりますので、この辺りは今後のことにいただいている全てのお声を生かしていく必要があるというふうに認識をしております。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 市長より、今の答弁いただきました。しっかりこれは多く方が、柳井市の施設の中で一番多くの方が利用する施設です。そこをわきまえて、しっかりと対応していただきたいと思います。 ちょっとまた話、今度一番目のほうに戻りますが、副市長は週末は山口で過ごされ柳井市との行き来が多いと思いますが、柳井市に入ってから市内の県道、市道、農道と通られると思うのですが、どのように感じていますか。 ○議長(山本達也)  副市長。 ◎副市長(石川浩) 私、山口に自宅があります。議員おっしゃるようにときどき自宅に帰ることはございます。自宅から柳井市に来るときには、下松市から県道を通って、先ほどお話のありましたウェルネスパークの前の農道を経由いたしまして、市内の自宅のほうに帰っている状況でございます。特に運転に当たって、問題があるというふうには、私が通る道に関しては感じてはおりません。 ○議長(山本達也)  石丸議員。 ◆議員(石丸東海) 柳井市外の方が柳井に入って、私ときどき聞くのです。柳井市は道が悪いね、あなぼこだらけで、白線は消えとるし、側溝のほうは草がいっぱい生えて、本当ようないよというのを何人かから聞きました。この場でも、市長へ白線が消えているとか、改良してほしいとか、私もですがほかの議員もいろいろ要望を出しております。しかし、予算がないからできないというような言い方で、なかなか実行してもらっていないのです。そういう状況の中で、今度また柳商跡地、もう時間がないから余り言えないのですけれど、かなりまた管理費の負担が増えるのです。これから先、人口が減っていくのです。当然税収も減っていきます。地方交付税も減るでしょう。そういう中で、いかに市民が安心して生活できるような道路を整備したり、今の公共施設も管理したり、だってウェルネスパークだってそうでしょ、十分な管理できていないでしょ、今の協定金額では。また見直せば増額がなるでしょ。そうしたときに、やはり市民がそこのところはいかがなものかなというふうに感じるのではないかと思うのです。そういうことも市民に納得できるような説明をするべきではないかと思います。ちょっとこれ、ちょっと最後になりますが、今市のほうで示されております複合図書館の建設費ですよね。これを建設費で面積で割ると、坪当たり147万円なのです。これだけ立派な建物が必要か、確かに空間が広いのは分かります。空間が広ければ空調費、冷暖房、光熱費がいるのです。こういうこともある程度よく検討してやられたほうがいいと思うのです。もう答弁の時間がないからいいのですが、そういうことを市民が心配しているのです。 以上申し上げまして、時間ですので終わります。ありがとうございました。 ○議長(山本達也)  以上で、石丸議員の一般質問を終わります。 ○議長(山本達也)  1時55分まで休憩いたします。午後1時40分休憩                              午後1時55分再開 ○議長(山本達也)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、坂ノ井議員。〔坂ノ井徳登壇〕 ◆議員(坂ノ井徳) 新政クラブ、坂ノ井でございます。一般質問もいよいよ最後となりました。できるだけ皆さん方の御期待に添えるよう、頑張ってまいりたいと思います。 それでは、通告に従いまして、大きく3点お伺いいたします。なお、通告書にて質問の趣旨を詳しくお知らせをしておりますので、簡単に質問事項を申し上げます。 最初は、県道柳井玖珂線の件でございますが、企業進出が決まった今、整備あるいは高規格化になっていれば、柳井市にとってとても有利だと思いますが、市長はどのように思われますか。 次は、図書館についてでございますが、市民の会はなぜ請願を31年の2月に提出されたのか。そして、同じく31年3月に、議会とすれば継続審査といたしましたが、その後、6月にその請願をなぜ採択したと思われますか。 図書館の2番目です。合併特例債は、有利であるが、図書館が当面大きな事業となると思えるが、古い建物があるのにこれでよいのかということをお伺いをいたします。 3番目は、今までの説明会の在り方について、どのように思われますかということで、図書館問題の質問をさせていただきました。 そして、コロナの対策についてでございますが、コロナ対策については、アリバイづくり的な説明会をコロナ禍で行われましたが、あの中からコロナ患者が出なければよいがと懸念をしております。 さて、第1クール、第2クール、全てではございませんが、傍聴させていただきました。市長はこの説明会を終えられてどのような感想を持たれておられますか、お伺いをいたします。 コロナ対策の最後の質問ですが、昨日、平岡議員もコロナ対策についてお触れになられましたが、私は10歳代の感染者が最近増えてございます。それで12歳以上のワクチンの接種の状況をお伺いをいたします。 さらに、教職員もずいぶんかかっておられるようでございますので、もし教職員のほうも分かれば御答弁の中で併せて御答弁いただければと思います。 そして、コロナの2番目、今後のコロナ収束対策はということなのですが、これもいろいろあると思いますが、まず18歳未満に商品券をという施策が、この9月議会に提出されておりますが、商品券を配る以外のコロナ対策についてお伺いをいたします。 以上、壇上での質問を終わります。〔坂ノ井徳降壇〕 ○議長(山本達也)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、坂ノ井議員の御質問にお答えをいたします。 まず、大きな1点目の県道柳井玖珂線についてのお尋ねでございます。 これまでも何度か申し上げておりますが、柳井玖珂線の高規格化につきましては、所定の段階を踏む必要があり、まずは候補路線への指定、その次に計画路線としての指定、さらに計画路線における調査区間の指定、そして整備区間の指定と、これらの段階を経て事業化に至ることとされておりますけれども、平成10年度以降、全国的に新たに候補路線に指定された実績はなく、したがいまして、当路線においても候補路線の指定には至っていないのが現状でございます。 こうした中、山口県からは現時点で高規格化に係る投資金額に見合う十分な整備効果が確認できないことから、引き続き、地元市町と連携して、朝夕の渋滞など課題があることを踏まえ、その整備の在り方を検討するとともに、現道の安全性・走行性の向上に向け、効果的な取組を進めていきたいとの方針が示されております。 県道柳井玖珂線と同様に、広域幹線道路でもあります国道188号柳井・平生バイパスや県道柳井上関線伊保庄バイパスの事業が進捗し、他方で、議員御指摘のとおり企業誘致の効果が、今後さらに見込まれてくる中で、これまでの取組の成果をさらに発揮させるためにも、現道の課題解消に向け、関係市町や経済団体、進出企業等とともに、山口県とより一層連携してまいりたいというふうに考えております。 次に、大きな2番目の図書館建設についてでございます。 まず(1)番、反対請願が出された理由及び議会が採択された理由についてでございます。 議員御案内のとおり、平成31年2月25日に柳商跡地図書館建設に反対する市民の会から市議会議長に対しまして、柳井商業高等学校跡地の図書館建設に反対する請願書が提出をされております。その内容でございますが、柳商跡地図書館建設に反対する署名活動の結果を受けて、一旦図書館建設に向けた市議会の動きを停止していただくための行動の推進を市議会に対して、市民の会が請願するものでございました。ですから、その要旨が正に請願を提出された理由であるというふうに私どもは理解しております。 また、議会がこれを採択された理由につきましては、議員それぞれにお考えの上で、採決に臨まれたことと存じますので、その結果としての採択であったというふうに理解をいたしております。 次に、(2)番、市の今後の建設的事業の見通しについてでございます。 本市における今後の公共施設等に係る建設的事業につきましては、柳井市公共施設等総合管理計画などに基づきまして、施設の維持又は廃止あるいは更新等を行ってまいります。その実施に当たりましては、建築後の経過年数のみならず、人口を含めて社会情勢の変化というものも勘案をしながら対応してまいることになろうかと思います。 また、本事業が当面最後の大きな事業との御指摘もいただきましたけれども、今後4年間の実施計画、これは本年5月に公表いたしておりますが、この実施計画に計上している建設事業だけでも、古い建物ということになりますが、今後バタフライアリーナの耐震化、長寿命化等に向けた大規模改修、これが最も大きな事業になろうかと思います。 あとは、阿月公民館整備事業、弓道場の建設事業がございます。これらにつきましては、それぞれ事業目的にかなった有利な財源を活用してまいる考えでございます。 今後とも引き続き、健全な財政基盤の上に、公共施設を維持、管理していく中で、それらを生かして、市民生活の維持、向上に努めてまいりたいと思っております。 次に、(3)番、今までの説明会の在り方についてのお尋ねでございます。 事前の聞き取りによりますと、この説明会というのは平成29年12月の全員協議会ということが説明会ということでありますが、柳商跡地の利活用につきましては、その方針を定める際などに、随時議会の皆様、市民の皆様に御報告、御説明を行ってまいりました。 議員御指摘の議員全員協議会につきましては、柳井商業高等学校跡地の利活用を進める上で、市として方向性や方針をお示しをして事業を進めていくためには、できる限り議会の皆様に丁寧な説明をさせていただき、御理解をいただく必要があるという考えに基づき、議会にその機会を頂戴し、御説明させていただいたものというふうに理解をしております。 次に、大きな3番の(1)番、コロナ禍での市民会議の実施についてでございます。 市民会議を開催をいたしました7月上旬でございますが、この上旬は山口県新型コロナウイルス感染拡大防止集中対策が6月20日に解除された状況下にございましたので、市民会議に限らず、市が開催する会議等は感染防止を徹底しつつ、実施をすることとしておりました。 お尋ねの市民会議は、7月7日水曜日を皮切りに、8月5日木曜日まで計10回にわたり開催をしております。新型コロナ感染症対策といたしましては、まず開催回数について82人の委員を第1クール、第2クール、それぞれ5つの日程に分散をし、人数を絞って実施をすることで、短時間の実施かつ3密の回避を図っております。 また、受付時には、検温と手指のアルコール消毒を行い、連絡先の確認なども実施をし、委員の皆様はもちろん、報道機関の方々また、議員さん含めて、傍聴の方々にも御協力をいただいております。 なお、市民と市長と気楽にトークにつきましても、同様の感染症対策方針の中、距離を取った座席配置や検温・手指消毒の実施、マスクの着用、連絡先の確認など、感染症対策を徹底した上で、さらには基本的には、御地元の方に出席いただきたい、参加いただきたいということも併せてお願いをする中で、7月20日から開催をし、8月27日までの予定としておりましたけれども、市内の感染拡大や8月13日からの山口県デルタ株感染拡大防止集中対策の実施を受け、8月17日以降に予定していたものにつきましては中止といたしたということでございます。 市が主催する会議等につきましては、今後とも引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を最優先とし、山口県の感染防止対策を考慮し、適切に判断し、実施してまいりたいと思います。 また、先ほどの御質問では、コロナ対策とはいえ、市民会議そのものの受け止めというか感想も若干言葉としてはお聞きしたように思うのですが、真摯に御意見をいただいたということで、議員にもお手元にお配りをさせていただいておりますとおり、取りまとめたものを見ていただくと、その内容については御理解いただけるものと考えております。 3点目のコロナ対策の(2)番、今後のコロナ収束対策につきましては、関係参与によりましてお答えをさせていただきたいと思います。 ○議長(山本達也)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(日浦隆雄) 私のほうから、2点目の今後のコロナ収束対策についてお答えをさせていただきます。 まず、12歳以上のワクチンの接種状況についてのお尋ねでございます。 国におきましては、8月25日に緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の対象地域の拡大と延期を決定するとともに、医療体制の構築と感染防止の徹底、それからワクチン接種、これら3つの柱としてコロナ対策を進めることとされたところでございます。 本市では、現在高齢者に続きまして、12歳以上の方へのワクチン接種を行っております。12歳以上への接種状況でございますが、9月7日おととい時点で、12歳以上の対象人口が2万8,603人でございます。それに対しまして1回目を接種された方が2万888人、接種率73.03%、それから2回目を接種された方が1万7,975人で、62.84%となっており、順調に進捗をしているところでございます。 教職員の接種率についてのお尋ねもございましたが、そちらにつきましては把握はしておりません。今後とも県とも連携して必要なワクチンを確保しながら、医師会等の関係機関の御協力を得て、接種を希望する方、10月末までに完了するよう取り組んでまいる所存でござます。 次に、コロナ収束後の経済対策の御質問ですが、こちらにつきましては、国や県の施策とも連携を図りながら、コロナ禍において制限された人流を呼び戻すことが大切なことと考えておりまして、消費拡大のため、柳井商工会議所や大畠商工会など関係団体とも連携し、実効性のある対策を速やかに実施したい、そのように考えております。以上でございます。 ○議長(山本達也)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) コロナ対策です。今、12歳以上の接種率をお伺いしました。学校の先生もおられるので、この辺も少し目を配っていただきたいというふうに思います。そして、経済対策もなかなかどこどこって言いにくいのですが、お昼御飯食べに行っても、何ですか、アクリルで席ごとに分けていらっしゃるところもあれば、まるでそうでもないところもありますので、この辺一つもう飛沫感染でしょうから、その辺をしっかり止めるような対策を強力に打っていただきたいというふうに考えます。柳井はひどいときは10人、十何人ていうのもありましたけれども、これもクラスターですよね。それは結局は飲みに行って、うわってやってっていうところが背景にあるようでございまして、カラオケがどうのこうのというつもりはありませんが、要は飛沫をいかに防ぐかという対策を各お店に徹底をしていただきたい、料飲組合も引っくるめて、すると多少下がるのかなというふうな気がしておりますので、これはひとつよろしくお願いをしたいと思います。 県道柳井玖珂線の件でありますが、当然できておれば非常によかったのですが、今日この県道柳井玖珂線で資料として3枚机上配布をさせていただきました。私の言い方が悪かったのでしょう、最後には言ったじゃ言わないじゃという話になりました。これはこれで反省をすべきことかなと思いますが。なぜ県道柳井玖珂線に触れるかと申しますと、当然のことながら多くの人が行き来して便利になる。まして企業が進出されて来られた以上、非常に大切な道路になるということは誰もが分かるわけでありますが、併せて、白壁通りの人通りとか柳井市の観光とかスポーツでの交流とかそういったのが今、もちろんコロナですから若干おとなしくなっていますが、この辺が全然図られていないし、この辺を復活していかなければいけない。そのためにはやはり道というのは決して、不可欠なものでありますので、是非これはこれで早急にできるよう頑張っていただきたいと思います。 3枚ほど記者会見等含めて机上配布させていただきました。あとは皆さんがそれを見て、それぞれお感じになられていただければというふうに思います。 図書館建設です。市民の会は議会に対して請願を出したと、正にそのとおりなのですが。それは、結局は説明が、全て私は説明不足から始まったというふうに思っております。市議会も3月に、当然2月25日にいただいて3月に議会がありますから、そのときに結論を出しても、いいかどうか、イエスかノーかは別問題として、結論を出してもよかったのですが、市議会としてもこれはしっかり考えようよということで、1回継続審査にしたのです。ところが、これが31年の6月です。ここに先ほど市長さんにお話しさせていただいておりますが、29年12月の全員協議会での議事録、そしてその前の9月の議事録があります。29年12月ですから、本当にその、ことが起きる直近と言ってもいいぐらいの近いところなのですが、全部が全部紹介できませんので恐縮ですが、これは、一つの進め方としてある議員がおっしゃっていますが、南中学校にしても統合する日にちを決めた後に説明、意見を聞いてもどうしようもないと、あるいは日積の問題にしても、あそこのJAの跡を買うということを既に決めておられる。その中で我々がいつも質問しても何もならない。 それから、これも平成30年度に解体工事、31年度に駐車場、公園進入路、図書館の建設に着手したいと考えておると、執行部の話ですが、それはよく分かるのですが、やはりある程度のものが出てこないと我々もこうやって聞いていても、市民に違ったことを言ってしまったらとんでもないことになると。 それから、これはもう今おられない議員さんですが、「ああします、こうしますという言葉だけが先行しますと、議会でも審議のしようがない」これ29年の12月です。そして、明けて30年の2月ですか、おしゃべり図書館のもう既に準備をしておられるのですね。だから、いつまでたっても今でもそうですが、私何回も1冊の本にして出してくれって、特別委員会でもその言葉は何回も出しておりますが、基本的には説明不足から起こったということは間違いないわけです、市長さん。 この前のクールの第2クールの話ですが、私84名と書いている、3人欠席、違ったのかな。その中で、メンバーが公民館運営審議会が10人、教育関係者が11人、社協が5人、子ども育成青少年PTA関係は8人、それから平郡地区で5人、この中でこれは1人2役でおられますが、役職でいけば5人、八十数名の中で、半数がこういうお方が出ていらっしゃいまして、前にも申し上げたけれども、それは分かりませんが、おもねる可能性が随分高く、このメンバーを見て、思わざるを得ない。今さら言ってもしょうがないし、市民会議について、私は何もどうこう言うつもりはありません。ばかなことやっとるなぐらいしか思っていませんけども。これで物事が決まるなら、非常に今恐ろしい時代だなというふうに思います。 かつて、私分館の、申し上げました。この市役所の東館ていうのですか、あそこ今コロナ関係に使っていらっしゃいますけれども、やはり費用効果というのですか、これを考えてもらわないと、先ほどお話し申し上げましたように、合併特例債を使った、恐らく最後の大きな事業と思うのですが、市長さんその辺はどうなのでしょう。今さら拳は下ろせないのかもしれませんが、今までのやり方では相変わらず説明不足なのです。市長さん、行政側は皆さん方、次はこうやって説明をしようと思っていらっしゃいますが、こちらは聞いて、聞いて、聞いて、聞いて、そっちは分かっているけれどこっちは聞くときに初めてですから、なかなかのどりも必ずしもいい、あるいはいい人もおられるかもしれませんが、私なんかのどりが悪いほうですから、だから何回も1冊の本にして出してくれと申し上げてきたつもりなのです。まだ、これ9月の全員協議会も見れば見るほど、これ9月の全員協議会でこの全体計画を踏まえて一定の理解が、これ県との話ですよ、一定の理解が得られております。 それから、いわゆる土地譲渡する方向で協議を行うということでございまして、この価格、方法、時期等については、まだ詳細を今後詰めていくというところでございます。あるいは体育館の移設ということは考えなかったのか。これは市議会議員からの話ですが。現在の柳井市体育館のバタフライアリーナについては、10年、十数年後使っていくわけですからということを市長さん言っておられますが。この間、西日本卓球大会なくなりました。併せて中学校総体の卓球も柳井でやっていたのですがなくなりました。これなぜなくなったと思われますか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) まず、1冊の本にしてほしいと、ちょっと質問の趣旨は違いますが、議員さんのそうしたお声を受けて1冊の本にしてお渡ししているということは、ちょっと職員の名誉のためにも、それではありません。議員さんに言われて作ったものをお渡ししているということは申し上げておきたいと思います。 また、全ては説明不足、私もおっしゃるとおりであるというふうには、言い方気をつけないといけませんが、ある意味なかなかないことですから、本当に議員さんおっしゃるとおり説明不足であったということは、今までも申し上げているとおりでございます。 そうした中で、市民会議について、ばかなことをやっているというのは、ちょっといろんな思いはありますが、そこは一旦抑えて、御質問に戻りますが、西日本卓球大会については、当時庁内にその事務局、中心的な役割を担っていた職員がおりましたので、よくよくその内容についてはお聞きをしておりました。なかなか他所、ほかのところで大きな大会もどんどんどんどん新しくできてきたと、したがって有名選手もそちらに行かれるということに加えて、やはり運営をされる地元の卓球協会の方々にも非常に難しさがあったという形で、今やっておられないということは、これはもうしっかりと明確にお聞きをしております。 一方で、中学校の卓球大会につきましては、近年、近年と言いながら、もう随分たちますが、夏場の猛暑の中で、この卓球大会を柳井市で引き受けることは難しいということで、防府市さん、こちらには空調が完備されているということで、大会そのものが移っていったということはお聞きをしております。そういう意味では、先ほどもありましたけれども、今回、輻射式の空調、これかなり高額な物になりますけれども、そうした今までの背景を受けて、こうした投資も積極的にやっていこうということでございます。 ○議長(山本達也)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 覆水盆に返らずとよく言います。一旦失った西日本卓球大会、もう戻りません。あの時代もバタフライアリーナ、体育館、早く直してくれと言ったら、一緒にやると空調つけても時期が違うからうまくいかないんだとか、3億とか5億とかかかるからとかいうふうなことを言っておられましたけれども、どなたかがおっしゃいましたが、スポーツのまち柳井が一つ一つ崩れていく、バドミントンバドミントンで新たなあれですけれど、すばらしいことですけれども。あの段階でどうなのかなって、西日本卓球大会、田舛さん名誉市民、そういう人たちの何か最後、西日本卓球大会がつなげることができなかったのかな。なくなったらもう元に戻りませんので、非常に残念なんですが、それでなくても今柳井に観光客やら何やら来ないのに、企業だけ来てもしょうがありません。来ないより来たほうがいいのですけれども、企業だけでは話になりませんし。そんなことを思って残念でならないのですが。もう1回申し上げます。覆水盆に返らず、今さら後に引けないというのは市長さんではないかなというふうに思います。 柳井市のほうから県にお願いをして、今の在り方が構築されたんだろうと思いますが、もう県は県で県の行財政というものを理解してということですけれども、このときのやり取りが見えないのです。普通ならば、貸したところ、貸したと言うのも、この辺もしゃべり方微妙なのですが、もともと柳井からというのが今の7割の土地ですよね。そこまではせめて、更地にして返していただく、これは世の中の常識なのですが、なぜそこに至らなかったのかというのをちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) その前に先ほど西日本の卓球大会は、空調の関係で大会が取りやめになったという事実はありません。そこはちょっと私の説明もよろしくなかったのだと思いますので。(「それはまた後で言います」と呼ぶ者あり)そうですね。 今の柳商跡地全体の譲渡の経緯でありますが、先ほどから何度も御紹介をいただいている平成29年5月からの全員協議会から始まって、8月の秘密会、そして9月の全員協議会、12月の全員協議会とありますが、私も一言一句全て熟読を何度もさせていただきました。また、このときは議員さんほとんど、特に8月、9月は発言されていないということではあるのですが、この内容のほうを見ても、無償譲渡すら、それはとても厳しいのではないかと、正に今おっしゃったように、県も県民に対する説明責任があるという中で、無償譲渡すら難しいという中で、建物の解体等々は合併特例債を充てますという説明をその都度続けてきておりまして、そういう意味で、我々としては、正に望外の想定していたよりも最大限の配慮をいただいたと、こういうふうな感覚になるのは当然のことであろうかというふうに思いますが、これは正に覆水盆に返らずということかもしれませんけれども、この当時、特に8月、9月、そして12月、とても当時の議員さん、構成が違いますので、あえて詳しくは申し上げませんけれども、解体をして、さらにということは3億7,400万全体の譲渡とともに、県が市のほうに、その金額を渡すようなそういう交渉がすべきであるというようなことは、当時として話として出ておりませんで、全てが決まった後にそうした話が初めて、初出として議会で発言があったという、これは事実でありますので、申し上げたいと思います。 ○議長(山本達也)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 事実であれ何であれ、柳井市が結局は買い戻したみたいな形になったのですね、結果的には。そのときのやり取りが見えないと言っているのです。なぜそれは、県に向かって、これはちょっと御無体なという話もあってよかったのではないかな。その辺はどうしても見えませんけれどね、このぐらいの書類では。見えませんけれども、これはもう下衆の勘繰りだと思っていただいてもいいです。ちょっと市長さん、県に向き過ぎられたのではないかなというふうな思いがしておりますが、どうですかと言ったら、いやそうではありませんとこうなるのでしょうけれど。今まで十数年、おつき合いさせてきていただきましたが、少なくとも29年の12月までには、いろんな議員がもう一つ説明が分からんと言っておられるのです。これは見られたら分かるでしょ。立場の違いで市長さんそちらのほうよく見ていないのかもしれませんけども。まあ、それはいい。分館にしたらどうかというお話させていただきました。これは、これももうそういう気はないということで、返ってくるのでしょうけれども、どうですか。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 度々議員から正に御提案いただくのが、かつて柳井市の水道部が入居していて、今は新型コロナウイルスのワクチンの予約の受付のセンターを設置しておりますけれども、そちらを図書館として活用できないかということでございます。もちろん議員さん御覧になられておられるというふうに思うのですが、面積は2階部分の百数十平米であります。このことが今やっていることとどう対応するものかといったところは、正に我々としてもあえてそこは申し上げるまでもないのではないかなと、全くその違う発想になっているし、実際あの場に入っていただいて、何をどういう提案をされておられるかといったことを、また議員の皆様方にも知っていただきたいという思いもあります。市として、そのことはなかなか難しいというか、ちょっと現実的ではないという考えで変わっておりません。 ○議長(山本達也)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 今使っているところだけではなくてまだ奥も部屋あるではないですか。分館ですよ。今あるところはあるところであってよし、そしてこっちにはそれは向こうのほうが子どもさん向けのほうがいいのかもしれません。どっちがどうか分かりませんよ、それは、もっと精査しなければいけませんけれども。そういった意味で申し上げておるのです。 ○議長(山本達也)  市長。 ◎市長(井原健太郎) ですから、議員さんおっしゃるのは、既に入居しているほかの機能をよそに移してという、あの建物全体を既に一部事務所が入っていたり、また現業職員の控え室であったりと、そういうものがありますが、そういうものをまた新たに別に求めて、あの建物全体を図書館にということですか。今、使っていないところをという。 ◆議員(坂ノ井徳) もう時間がないから。今使っているところは使っているところで。 ○議長(山本達也)  指名してから、坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 今使っているところは使っているところで、お使いになられればいいのです。それでも足らないからというので、今の考え方では大きい図書館にしましょうと、これは分かるのです、分かるのです、分かるけれど、ああいうふうな使える部屋があるならば、そっちへも一部移管したらどうかということを申し上げているのです、いわゆる分館です。結構です。市長さんの印象として、前の市長さんは、実は倹約家の市長さんであって、時にけちと言われた、ですが、歳出を抑えてこられたのですが、市長さんお家柄がいいのですね、大学卒業してアメリカへ留学されたようなお家柄だから、使うことばっかしを考えていらっしゃって、私はそれが怖いのです。転ばぬ先の杖と申します。以上で終わります。 ○議長(山本達也)  以上で、坂ノ井議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(山本達也)  以上をもちまして、本日の会議を終了し、明日から26日までを休会といたします。最終日は27日の午前10時から会議を開きますので、その間にそれぞれの委員会に付託いたしました議案等の審査が終了いたしますよう、御協力をよろしくお願いいたします。 本日はこれをもって散会いたします。午後2時36分散会──────────────────────────────      会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         令和3年 9月 9日                     議  長 山本 達也                     署名議員 田中 晴美                     署名議員 岩田 優美...